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首位・広島戦でも連発! 夏に強い男・筒香嘉智率いるDeNA打撃陣がますます絶好調!



 横浜高の4番打者として甲子園で大暴れした2008年夏の筒香嘉智。その姿は、高校野球ファンにはまだ記憶に新しいところだろう。

 現在、夏の甲子園の出場をかけた地方大会が始まっているが、プロ野球のシーズンも後半戦に向けて夏真っ盛り。夏に強い筒香が、ますます絶好調だ。

 7月3日の広島戦では敗戦を喫したものの、筒香は18、19号本塁打を右左両翼に叩き込んだ。驚異的なペースで本塁打を量産するヤクルト・山田哲人の陰に隠れがちだが、日本の4番を期待される男がさらに自己記録を塗り替えようとしている。

以前は背番号「8」だった!?


 今となっては、DeNAの4番は「背番号25・レフト・筒香」と認識されている。しかし、入団当初の筒香の背番号は「55」。翌年、1ケタ台の「8」になったのだが、そのとき背番号「25」を背負っていたのは、4番を務めていた村田修一だった。

 村田が退団したあと、筒香は将来の主砲候補としての期待を込めて背番号「25」を託されたのだ。


スイッチヒッターで三塁手


 高校時代の筒香は腰痛に悩まされたこともあり、一時期はスイッチヒッターにも挑戦していた。意外にも、プロ契約時はスイッチヒッターで登録されている。もちろんプロでは、これまで右打席での出場記録はない。

 また、守備でも当初のポジションは三塁手。しかし、中村紀洋やバルディリスが守る三塁では出場機会に恵まれず、左翼へコンバートされている。


夏のベイスターズ


 今シーズンはオールスターゲームを目前に控え、後半戦に突入しようとしている。夏を得意とするDeNAの主砲・筒香はますます調子を上げ、キャリアハイを更新するだろう。

 夏男・筒香が引っ張るチームには、前半戦に離脱したメンバーが戦線復帰。ふたたびフルメンバーの布陣で臨む後半戦には、かなりの成績が期待できそうだ。

いよいよ爆発のときが来た打撃陣


 7月3日、ケガで戦線離脱のロペスがやっと合流。これにより、打撃陣はついにフルメンバーが再集結。後半戦にスパートをかける準備が整った。

 さらなる好材料は、打撃好調の宮崎敏郎だ。今季は長打力にも磨きがかかり、キャリア初の2ケタ本塁打も間違いなさそう。決して大きくない体から放つ、逆方向への本塁打が特徴だ。


待たれる今永の復帰


 投手陣では、交流戦途中に調整のため2軍降格となっていた今永昇太が戻ってくる。

 今もセ・リーグNo.1の防御率をキープする投手陣の中核を、ルーキーながら担ってきた今永の復帰は大きい。あとは、計算できるはずのモスコーソがなんとか復調してくれれば死角なし。盤石な体制ができるのだが……。


後半戦は打線のDeNAで


 夏の筒香が盛り上げてチームをリードすれば、DeNAのAクラス入り間違いない。なにかと投手陣が注目されていた前半戦のDeNAだが、ようやく整ってきた打撃陣の厚みと破壊力で、投手力だけではない怖さを見せつけほしい。


文=元井靖行(もとい・やすゆき)

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