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【2019年夏の甲子園 徳島みどころ】スケールの白川が他投手を制圧できるか 徳島商・村田のインパクト音は凄いぞ!

投手編〜体重7キロ減で勝負の夏へ

浮橋幸太
「あれ、明らかに痩せたよね」6月初旬開催の県総体ブロック大会で中四国担当NPBスカウト陣がつぶやいた。視線の先にあったのは「二代目・阿波の金太郎」の異名を持つ白川恵翔(池田)だ。今年は春先の練習試合で最速143キロを出した後、約1カ月「ウォーターバックで体幹を鍛えながら走り込みをしてきた」結果、現在はボールの勢いを残したままキレと新変化球を含めた制球力が備わりつつある。「甲子園で勝って高卒プロ入りしたい」と想いを語る剛腕。名門・池田と白川にとって、この夏は未来を切り拓く熱き日々となりそうだ。

■勝てる投手になるために
 その一方、センバツで一気に殻を破ったのが浮橋幸太(富岡西)。「140キロから最速が上がらないですね」と本人はこぼすが、130キロ前後のツーシーム、120キロ後半のスライダーにチェンジアップ、100キロと110キロのカーブ2種類を試合状況も見て、強弱自在に操る姿は社会人の投手的風格すら漂う。

 また、秋は淡々と低めに集め、初の県頂点を極めた川島のエース・細谷海斗も「勝てる投手」の双璧だろう。本来勝ち方を知っているはずの左腕・西野知輝、最速140キロ右腕・竹内勇輝の鳴門コンビとともに「もうひと伸び」を望みたい。

 彼らに対し、球速は最速143キロ、常時130キロ後半と申し分ない近藤駿(徳島科学技術)は最上級生の公式戦勝ち星は1勝のみ。
 右サイドの冨ア廉、2年生の鈴木連、仁木登真らいずれも140キロ近くを投げる鳴門渦潮投手陣や、最速138キロ左腕・大西祐吾(池田辻)、春の四国大会直前に最速142キロを出した2年生の河野勇真(徳島北)らも「勝てる」武器を加えたい。

野手編〜再生数344万の男

石上泰輝
 みなさん「捕手ボーク」と一度検索してほしい。そこに現れるのは一昨年徳島大会。敬遠時にキャッチャーボックスを出て投球を受け、ボーク。サヨナラとなった動画が出てくるはず。再生数は344万回である(6月5日現在)。

 実はその当時1年生捕手だった村田和至(阿波)はこの夏、最後の大会を迎える。「本人の中で受け入れているのでもう大丈夫です」と鳴川真一監督。
 二塁送球は1秒9、高校通算本塁打も18本と、四国選抜メンバーの小角翼(池田)、地道なトレーニングで強い送球を身に付けた成松佑馬(阿南光)、持ち替えが傑出する手塚隼人(鳴門渦潮)に並ぶ屈指の好捕手となっていた。

 内野手注目は投手兼任の2名。有持泰成(鳴門渦潮)は天性のグラブさばき、NPBスカウト陣も熱視線を送る高校通算本塁打四国ナンバーワンの村田龍哉(徳島商)はインパクト時の破壊音を聞いてほしい。徳島商では走攻守に図抜けた能力を有する石上泰輝のプレーも必見だ。

 外野手では浦和博(鳴門)の打撃技術、蛇目涼介(川島)のスピードとともに安藤稜平(富岡西)の飛距離が秀逸。四国大会決勝戦での坊っちゃんスタジアム左翼席上段への先制アーチは正に「ジェットミサイル」であった。

大会展望〜カギはノーシードの鳴門、鳴門渦潮

徳島地区勢力ピラミッド
シード4校はセンバツ21世紀枠出場で優勝した東邦に善戦した富岡西を筆頭に徳島商、徳島北、池田の順。
富岡西は試合運びのうまさ、徳島商はタレントの豊富さ、徳島北は投手力、池田は伸びしろと各校がそれぞれに強みを持っており、優勝の行方は全く読めない。
また、連覇を狙う鳴門や実力校の鳴門渦潮、秋季県大会王者の川島らはいずれもノーシード。
特に鳴門、鳴門渦潮の2校がどのブロックに入るかは、シード校にとって選手起用などを左右する大きな関心事である。

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