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高校日本代表はアジア準優勝も女子野球が世界4連覇!大学野球は波乱の幕開け!そして引退選手の続報も…

 『今週の野球みどころランキング』は、9月第2週に注目度の高まっている野球関連の話題について紹介していきます。
 今後の簡単な野球界のスケジュールは最後にまとめていますので、重要事項はチェックしてください!

13日の石川に「お笑い怪獣」明石家さんまさん来場!
―――独立リーグ

 今季限りでの現役引退を先日発表したルートインBCリーグ・石川ミリオンスターズの木田優夫GM兼投手。その引退セレモニーにビッグゲストが花を添える。9月13日に石川県立野球場で行われる福井ミラクルエレファンツ戦で、同投手がかねてから親交の深い明石家さんまさんの来場が決定。さらに、当日は1日コーチとしてユニフォームを着てベンチ入りすることが濃厚となっている。また、14日の最終戦(石川県立球場、対群馬ダイヤモンドバックス戦)では木田投手の引退セレモニーが行われる予定となっている。

欽ちゃん球団、初の日本一なるか!? 全日本クラブ野球選手権
―――社会人野球

 9月5日から西武ドームで行なわれていたクラブチーム日本一を争う『第39回全日本クラブ野球選手権』は8日に準決勝・決勝が行われ、「欽ちゃん球団」として有名な茨城ゴールデンゴールズ(以下、茨城GG)が初優勝を飾った。

 準決勝2試合の後に行なわれた決勝戦は、今夏都市対抗出場の松山フェニックスと茨城GGの対戦となった。松山フェニックスが先制し、中盤まで優位に進めるが、茨城GGが5回に逆転すると、その後はシーソーゲームに。

 2点ビハインドで迎えた9回裏に茨城GGが追いつくと、延長タイブレークとなった10回裏には1点ビハインドからの逆転サヨナラ勝ち。つい数時間前の試合で完投していた岩田紀彦が2回からのロングリリーフも功を奏し、見事に初優勝。これで11月に開催される社会人日本選手権への出場も決まった。

侍ジャパンプロジェクトスタート後初の栄光女子日本代表に!
―――女子野球

 9月1日から宮崎県で行われていた『第6回IBF女子野球ワールドカップ』で侍ジャパン女子日本代表が、決勝でアメリカを3−0で下し、見事に大会4連覇を達成。予選リーグ含め全6試合でわずか2失点での全勝優勝と圧巻の力を見せつけた。

 大会MVPには決勝の7回完封を含む、4試合12イニング無失点の里綾実(レイア)が選ばれた。また「侍ジャパンプロジェクト」スタート後、全カテゴリー通じて初の国際大会優勝となった。

18U侍ジャパン惜しくも準優勝、岡本和真・?橋光成らプロ志望届提出へ
―――高校野球

 9月1日から、タイ・バンコクで行われていた『第10回 BFA 18Uアジア選手権』。2大会連続優勝を狙った18U侍ジャパンだが、決勝・韓国戦では、惜しくも1−2で敗れてしまった。先発の森田駿哉(富山商)が8回をわずか1安打に抑える好投を見せたもの、3、4回のタイムリーエラーによる失点が最後まで響いた。

 この大会後、?橋光成(前橋育英)や岡本和真(智辯学園)がプロ志望届を提出する意向を表明した。また同代表では無いものの、その50メートル5秒8の俊足と名字の読みから「ハマのムネリン」の異名を持つ宗佑磨(横浜隼人)もプロ志望届を提出する意向を明かした。

京大史上初のプロ野球選手誕生か!? 京大・田中プロ志望届提出へ
―――大学野球

 今夏の大学日本代表候補にも選ばれ、 関西学生リーグで通算7勝を挙げている京都大の好右腕・田中英祐(4年・白陵高)が6日の関西大戦後、プロ志望届を提出する意向を表明。過去に京都大からプロ野球界に進んだ選手はおらず「道を開けたらいい」と田中は意気込みを語った。

 東都大学リーグは3日に開幕。開幕カードでは7連覇を目指す亜細亜大が中央大に1勝2敗で勝ち点を落とす波乱の幕開け。亜細亜大のドラフト1位候補右腕・山?康晃(4年・帝京高)は開幕戦となった1回戦で先発。8回途中5失点で降板すると、第3戦までもつれたが、その後2戦で起用はなし。生田勉監督は「朝の練習も出てこないし、2回戦の時もベンチ裏でマッサージを受けてばかりで、声も出さない。投げる気のない投手は投げなくていい」と降板後や2回戦での態度を問題視し起用しなかったと明かした。

▲亜細亜大・山?康晃


 一方、中央大の島袋洋奨(4年・興南高)は登板しなかったが、同じくドラフト候補の福田将儀(4年・習志野高)が走攻守に大活躍し、中央大にとって4年ぶりとなる亜細亜大からの勝ち点獲得に大きく貢献した。

 また、駒澤大vs青山学院大のカードは、来秋のドラフト上位候補・今永昇太(3年・北筑高)などの活躍で青山学院大に2勝1分けとし、勝ち点を獲得した。

稲葉引退、黒田が日本人史上初の快挙、ダルビッシュ無理をせず今季そのまま静養へ
―――NPB、MLB

 日本ハムの稲葉篤紀が2日、札幌ドームで会見し今季限りでの引退を発表。中京(現中京大中京)高から法政大を経て、1994年のドラフト3位でヤクルトに入団。2005年から日本ハムに入り、2006年の日本一獲得に貢献すると、2007年に首位打者、2012年には2000本安打を達成した。これまでベストナインには5度輝き、ヤクルトで3度、日本ハムで4度のリーグ制覇に貢献し、すべての監督を胴上げする、まさに「優勝請負人」だった。球団は10月5日に「引退メモリアルイベント」を行うと発表している。

 一方、40歳のDeNA・三浦大輔は7年ぶりに月間MVPを受賞した。8月の成績は3勝0敗、防御率1.20と安定した成績を残し、球団史上初の1シーズンで3投手が受賞することになった(5月→井納翔一、6月→山口俊)。

 ヤンキースの黒田博樹投手が3日のヤンキース戦で先発し、7回4安打1失点、8奪三振無四球と好投、39歳にして日本人史上初のメジャー5年連続2ケタ勝利(10勝8敗)を達成した。

 レンジャーズのダルビッシュ有は、今季中の復帰が見送られることとなった。右ヒジ靭帯の炎症で故障者リスト入りしており、順調に回復しているというが、プレーオフ進出の可能性がない状況などもあり、ダニエルズGMが判断したとされる。


■プロフィール
文=高木遊(たかぎ・ゆう)/1988年、東京都出身。幼い頃よりスポーツ観戦に勤しみ、東洋大学社会学部卒業後、スポーツライターとして活動を開始。昨年は東都大学野球春・秋1部全試合を取材。大学野球を中心に、アイスホッケー、ラグビー、ボクシングなども取材領域とする。高木遊の『熱闘通信』随時更新中(http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buaka/)twitter(@you_the_ballad)


【アマ野球スケジュール】

高校野球日程
すでに新チームは始動しています!
各都道府県大会は9月、各地区大会は10月に行われます。

大学野球
秋のリーグ戦開幕!
今週末に、東京六大学リーグが開幕する。

関甲新学生リーグ→決勝リーグ  10月4日
九州地区大学・決勝トーナメント 10月9日

社会人野球日程

社会人野球日本選手権大会最終予選
開催中〜9月9日まで 東海地区
開催中〜9月12日まで 近畿地区
9月20日〜 北海道地区

9月21日からアジア大会(韓国・仁川)

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