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高校野球・地方大会の注目選手レポート[東海編]〜小澤怜史(日大三島)、栗原健(常葉学園菊川)ほか

小澤 怜史 こざわ・れいじ
日大三島3年/投手
右投左打・180cm78kg

最速152キロを生むエンジンの大きさ



 昨秋、小澤は2度、静岡に打ち込まれてコールド負けを喫した。最速148キロを誇る本格派右腕が最後の夏にどうリベンジするのか。今夏の静岡大会、最大の注目ポイントとなっていた。

 組み合わせ抽選会では、静岡の横を引き当てた日大三島。まず、小澤は初戦の浜松開誠館戦で自身最速となる149キロをマーク。9回を2失点に抑え、万全の状態で2回戦の静岡に挑んだ。

 初回だった。4番・堀内謙伍に対しての4球目、152キロというスピードを記録。しかし、初回に1点を失うと、3回には堀内、安本竜二にタイムリーを浴び3失点。それでも、そこから立て直した。ストレートだけでなく、変化球をきっちりコーナーに投げ分け、4回から8回までは強打の静岡高打線を1失点にしのいだ。昨秋までの小澤だったら、バタバタと大量点を失っていたケースだった。

 152キロというスピードも強烈にインパクトを残したが、それ以上に粘り強く投げた精神的な成長を評価したい。

栗原 健 くりはら・けん
常葉学園菊川2年/右翼手
右投左打・170cm69kg

豪快にスタンドに放り込む打撃力



 右足を大きく上げて、全身を使って目いっぱいバットを振り上げる。常葉学園菊川伝統のフルスイングを継承する2年生の4番打者が今夏、持ち味を存分に発揮した。

 2回戦だった。シード校の藤枝明誠相手に、3番・中林流星の本塁打に続き、豪快な一発をライトスタンドに放り込んだ。打った瞬間、本塁打とわかる強烈なライナー性の打球。昨秋、ドラフトで指名された先輩・繻エ樹(広島)の放物線を描く本塁打も美しかったが、栗原の場合はパワーで持っていくイメージだ。

 続く、掛川西戦では2塁打2本を含む4安打の大活躍。フルスイングの中でもミート力の上手さを兼ね備えている。しかも、50メートルを6秒を切るという俊足で、一塁を回ってからの加速が凄い。長打力だけでなく、足でもヒットを稼げるというのが栗原の強みだ。

 今夏は4回戦で敗れてしまったが、秋以降、間違いなくプロのスカウトが注目する存在となるだろう。

☆その他の評価上昇選手☆

村木 文哉 むらき・ふみや
静岡2年/投手
右投左打・182cm74kg
◎初戦で146キロマーク。センバツより一回り成長

伊奈 堂 いな・どう
浜松商3年/右翼手
右投左打・168cm63kg
◎シャープなスイングで広角に安打を量産した

村中 克晃 むらなか・かつあき
知徳3年/投手
右投右打・177cm70kg
宝刀・スプリットを武器に気迫のこもった投球を見せる

森 亮太 もり・りょうた
静岡商3年/投手
右投右打・170cm72kg
◎140キロ前後のストレートと縦スラを武器に勝ち上がる

河合 毅弥 かわい・たけや
聖隷クリストファー3年/捕手
右投左打・178cm74kg
◎強肩強打の好捕手。チームの快進撃を支えた


■プロフィール
栗山司(くりやま・つかさ)/1977年生まれ、静岡県出身。静岡の野球に精通するライター。現在は『静岡高校野球』編集部を立ち上げ、静岡のありとあらゆる野球を精力的に取材し、雑誌を刊行している。

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