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朝カレー、まいカレー…田中将大を育てたカレー伝説/11杯目

 契約金、7年1億5500万ドル(約161億円)! 世界一の名門チーム、ニューヨーク・ヤンキースの一員となり、名実ともに世界的スターの仲間入りを果たした田中将大。高校時代から甲子園のヒーローとして人気を博していたが、お茶の間の主婦にも広く認知されるようになったのは、あのCM出演がキッカケだったのではないだろうか。

ハウス食品「めざめるカラダ 朝カレー」

 イチロー(ヤンキース)の「朝カレー」ブームから1年後、2009年からオンエアされたCMで「ぼくは、カレーです」、「朝ごはんは、勝負ごはん」と高らかに宣言。「カレーに含まれるスパイスが脳内の血流量をアップさせ、脳の活性化と集中力を高める効果がある」として受験生を中心に人気を集めた。予備校で行われた販促イベントでは「カレーは大好きです。球場でカレーがメニューとして出るとよく食べています。しっかり食べないとパワーが出ないので食べることはとても重要です」と受験生にエールを送る田中の姿もあった。

 そして、このカレー効果か、前年9勝に終わった勝ち星は、CMに出演した2009年、15勝へと急増。さらにこの年はWBC代表として世界一を経験し、シーズン終了後の契約更改では1億500万円増となる年俸1億8000万円(推定)で契約するなど、大きく飛躍した1年となった。まさに野球選手として「めざめた」1年だったと言っても過言ではない。

 ところが、である。田中にとってラッキーフードともいえるカレーが、いつの頃からか「消化に良くない」という理由で、楽天の試合前食事メニューから除外されてしまったのだ。

 この「カレー禁止令」を救ったのが、里田まい夫人の手作りカレーだったのではないだろうか。隠し味に粉末のスキムミルクを加えるのが里田流。スキムミルクは低脂肪に加え、カルシウムやタンパク質が豊富。この「愛情のひとふり」が、マー君の体を支えたに違いない。

 ちなみに、田中自身が里田まい夫人の手料理の中で一番の好物と公言しているのが、実はカレーではなくオムライス。仙台での試合の際は、出かける前にオムライスを食べるのが定番だったという。

 田中の勝負食は、カレーなのか? オムライスなのか? そんなことを考えていたら、正解を里田まい夫人が示してくれていた。2012年、自身が審査員を務めた「マネしたい!旦那さんが大好きな一品選手権」の中で、応募総数1600件の中からベスト3に選ばれた1つが「オムカレー」だった。豪腕にも、技巧派にもなれる、田中将大らしいハイブリットな逸品だ。

◎「ハウス めざめるカラダ朝カレー」
CM契約は終わっていますが、商品はまだ発売しています。




■ライター・プロフィール
オグマナオト/1977年生まれ、福島県出身。広告会社勤務の後、フリーライターに転身。「エキレビ!」では野球関連本やスポーツ漫画の書評などスポーツネタを中心に執筆中。『木田優夫のプロ野球選手迷鑑』(新紀元社)では構成を、『漫画・うんちくプロ野球』(メディアファクトリー新書)では監修とコラム執筆を担当している。ツイッター/@oguman1977

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