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【2019年夏の甲子園 北北海道みどころ】“大和魂”で網走のライバルが切磋琢磨 個性を生かし、たくましい選手が居並ぶ

投手編〜オホーツクに左右の怪腕

浅野駿吾  札幌から車で6時間、オホーツク海沿岸の網走市。市内には高校が2校だけ。その2校に好投手がいる。石澤大和(網走南ヶ丘)は少年時代から話題の左腕。球持ちのいいフォームからキレのあるストレートが持ち味。打撃もいい冨水大和(網走桂陽)は右の成長株。下の名前も同じ、176センチに70キロ前後と体つきもほぼ同じの2人、春は初戦で対戦、140キロ超の投げ合いだった。同じ北見地区には強肩捕手のキャプテン・浅野駿吾(遠軽)。マウンドから140キロ超、秘密兵器となるか。
遠軽中出身の伊東佳希(旭川北)はストレートが力強く、激戦区・旭川の注目投手だ。

 右のパワータイプなら関口翔夢(クラーク記念国際)。複数投手の存在に刺激され、エースの自覚が心強い。対照的にキレで勝負は笹森公輔(白樺学園)。短いイニングなら、出色のキレで押し込める。

 好投手が育つと評判の旭川大高には今季も将来性豊かな投手が揃う。能登嵩都、杉山大晟、加藤新大はいずれも180センチ超のスマート右腕。3人3年生だが、「これから伸びそう」とワクワクさせてくれる。多様なランメニューで鍛えられ、新チーム結成以来、北海道大会での経験も重ねている。

 左はまだ2年生の木島広輔(帯広大谷)を推す。180センチでも独特の角度と緩急があり、全体的に「いい投手」感たっぷり。グッと伸びるか、まとまるか、可能性を感じさせる。

 最後は連合チーム期待の右腕・藤田佑大(弟子屈)。部員2人で頑張る姿に敬意を表したい。

野手編〜甲子園経験者のたくましさ

持丸泰輝
 経験、実績とも圧倒する存在感が持丸泰輝(旭川大高)の持ち味。
4番・主将で捕手の重責すら力にできる“強さ”もある。その持丸にとって心強いチームメートが遊撃手の菅原礼央だ。昨夏の甲子園で連発した美技を憶えているファンも多いだろう。スピードある攻守は道内有数だ。

 持丸に続くパワーヒッターなら庄子哲平(旭川明成)か。昨秋の活躍と悔しさを胸に、この冬、一段とパワーアップを果たした。昨秋のサヨナラ本塁打が印象的な山口大飛(白樺学園)、左の土屋柚稀、右の横田雄磨(ともにクラーク記念国際)は一目見ただけでそれとわかる強打者だ。古川敢太(釧路湖陵)は一振りサク越えのフルスイングを貫く。主に一塁を守る187センチの池澤巧太(士別翔雲)、179センチの渡邊聖(滝川西)ともに長打力が魅力。

 巧打者タイプも多い。上川原楽登(稚内大谷)は対応力があり、広角に打ち返す。堀海人(釧路湖陵)はチームカラーのフルスイングに加えて、したたかさも。スピードで相手を崩せる“クセ者”。

 強豪校に共通するのは好捕手の存在だ。今年は持丸、浅野と中村志輝(クラーク記念国際)が存在感を放つ。中村は動きもよく、複数投手を牽引し、打っては長打力も兼ね備える。チームを勢いづける1番捕手が齋藤叡佑(釧路湖陵)。
思い切りのいいスイングがチームを元気にする。佐々木翔馬(釧路明輝)、加賀屋輝(北見北斗)、業天汰成(白樺学園2年)にも注目したい。夏の激戦を経て成長する選手を追うのも楽しめそうだ。

大会展望〜初の連覇を狙う旭川大高、続く帯広大谷

北北海道地区勢力ピラミッド 昨夏の代表校・旭川大高の総合力が一つ抜けている。
投手陣が整備されて、打線も菅原、持丸の甲子園経験者を中心にしぶとい。
対抗の帯広大谷は打線の奮起とエースで主将の加藤の復調がカギを握る。
不気味なのは好選手がそろうクラーク記念国際。
秋、春と支部大会の戦い方がハマらなかった感があり、北北海道大会へ進出できれば一気に頂点を狙える力がある。
これは滝川西、白樺学園、釧路湖陵にも当てはまり、支部大会をうまく勝てるかが、ポイントになる。

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