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WBC観戦からの怒涛の猛ダッシュ! 東京ドーム・現地組は終電でどこまで帰れた?


 3月12日の2017WBC・2次ラウンド、日本対オランダは壮絶な戦いになった。

 序盤から日本がリードしてはオランダが追いつく展開。ついには9回裏に日本が1点リードを追いつかれ、試合は延長戦に突入。11回タイブレークで日本は劇的勝利を収めたものの、試合が終わったとき、時計の針は11時54分を指していた。

 東京近郊にお住まいの方ならピンとくるだろうが、多くの観客が終電ギリギリのタイミング。東京ドームの最寄り駅で、最も利用者が多いであろうJR水道橋駅では東京行きの終電が0時52分、三鷹行きが0時45分(いずれも日曜日)だが、その先の乗り換えを含めれば、まさにギリギリだ。

 試合終了と同時に「終電ダッシュ」で東京ドームから飛び出すファンが続出。また、東京ドームの周りにはタクシーが長蛇の列をなした。

横浜、千葉、大宮、松戸はセーフ


 加古川より先の人……はさておき、試合終了まで東京ドームで観戦した人はどこまでなら帰れたのだろうか? 電車の遅れなどを考慮に入れず、試算してみた。

 東京ドームから水道橋駅までの所要時間をもろもろ15分と考えれば、東京方面は0時10分、三鷹方面は0時15分の総武線に飛び乗れたはずだ。

 まず、高尾駅までの中央・総武線沿線組はセーフ。0時25分にも高尾行きがあり余裕だ(この高尾行き、かなりの確率で遅れてやってくる)。

 次に横浜方面。意外とこれもセーフだった。0時10分の東京行きから神田駅で乗り換えれば、桜木町駅までの終電に間に合う。京浜東北・根岸線沿線組はクリアできたはずだ。

 ちなみに新宿駅乗換の京王線はアウト、小田急線組も0時52分新宿発の経堂行き以前の電車に乗ることは難しかっただろう。

 千葉方面は0時21分の東京行きで千葉駅まではいける。大宮方面も都営三田線、JRどちらのルートでもセーフだ。日暮里経由で松戸駅も間に合った。

限界に挑戦したのは所沢組か


 SNSやメディアで写真が多く上がっているのは水道橋駅側だったが、本当に限界に挑戦したのは丸の内線・南北線が走る東京ドーム裏手の後楽園駅を利用する方々ではないかと推測する。

 0時5分には南北線・武蔵小杉方面の終電。そして0時6分の丸の内線池袋行きが西武線乗り換えの所沢方面のラスト。後楽園駅に近い外野席であれば、ギリギリ間に合った可能性も高い。

 現地組は試合と時計とスマホの乗り換えアプリを同時に見なければならなかったはずだ。さらに23時以降は東京都の条例で保護者同伴であっても18歳未満は観戦できない。今後は試合開始時間を検討したほうがいいのではないだろうか。


文=落合初春(おちあい・もとはる)

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