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【ドラフト2016】大器見参! 今年指名された身長190センチ以上の「ビッグな男」たち


 今年も盛り上がったプロ野球ドラフト会議。各球団、ファンのさまざまな思惑が入り乱れるなか、やはりキャンプから注目を集めるのは “大型選手”ではないだろうか。

 今年は大谷翔平(日本ハム/193センチ)、新井貴浩(広島/189センチ)がMVPを獲得し、ビッグな選手たちが躍動した。

 はるか昔は「大型すぎる選手は大成しない」「手が長いとよくない」などという風評もあったが、今やフィジカル面が重要視される時代。今ドラフトで指名された身長190センチ以上のビッグな男たちを紹介しよう。

リャオ・レンレイ(岡山共生高卒→巨人7位)


201センチ125キロ
投手・23歳


 身長・体重ともにぶっちぎりで規格外なのは台湾出身のリャオ・レンレイ。岡山共生高を卒業したのち、米マイナーでしのぎを削り、平行して台湾の関南大を卒業。粗削りながらすさまじいポテンシャルを秘めるパワーピッチャーと評判だ。

 このサイズの助っ人は多くとも、「ドラフト指名からの育成」となると日本球界ではほとんど経験のないこと。一か八か。だからこそ、ファンの夢もぶっちぎりの大きさになる。


中塚駿太(白鴎大→西武2位=写真)


191センチ105キロ
投手・22歳

 「デカさとパワーが買われた」という点では、白鴎大から西武2位で指名された中塚駿太も夢が膨らむビッグなボディ。ネット用語でいうならば、間違いなく「恵体」だ。最速157キロの重いストレートをねじ込むタイプ。今年のドラフト指名選手の中ではリャオに次ぐ2番目の体重だ。

藤谷洸介(パナソニック→阪神8位)


196センチ90キロ
投手・20歳

 阪神の隠し玉ともなった藤谷洸介もサイズは十分。名前に“藤”がついてデカいとなると、同じ阪神の藤浪晋太郎のような投球を期待してしまうが、こちらは今のところは軟投派。スラッとした体から140キロ台前半のストレートとスローカーブ、チェンジアップで揺さぶりをかける投球が持ち味。

 しかし、20歳の若さかつ、体のサイズアップにも力を注いでおり、化ける要素は十分だ。


アドゥワ誠(松山聖陵高→広島5位)


196センチ80キロ
投手・18歳

 今年の高校生の中で原石感がずば抜けていたのはアドゥワ誠。ナイジェリア人の父と元バレーボール選手の母から受け継いだ恵まれた体は超高校級のサイズ。最速もまだ145キロで伸びしろは無限大。「未完の大器」とはまさにアドゥワのことだ。


千葉耕太(花巻東高→楽天育成1位)


190センチ87キロ
投手・18歳

 「大谷2世」とも目されていたのが、楽天育成1位の千葉耕太。花巻東高では“二刀流”を志し、最速144キロのストレート&4番を担った逸材。大谷と同様……というと本人が萎縮してしまうかもしれないが、大柄でも体をうまく使いこなしており、“身体能力抜群の系譜”にある選手だ。

 プロでは投手一本に専念する予定だが、最後の夏は右肩痛に苦しみ、評価を下げた。高角度のフォークを駆使した投球でまずは支配下登録を目指し、大きな体にホンモノの実力を秘めていると証明したい。


文=落合初春(おちあい・もとはる)

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