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少年時代と広島カープ

 久々に登場の「野球芸人」。現在、絶好調の広島東洋カープを心から愛する芸人・アンガールズのお二人が登場します。今回は山根良顕さんにスポットライトを当て、カープと接して育った幼少期、これからのカープに期待するもの、などに迫ります。全3回の1回目、どうぞお楽しみ下さい。

カープが勝つとお父さんの機嫌がいいんです


 アンガールズの山根良顕です。今回から3回に渡って、大好きな広島東洋カープのことを中心に、野球にまつわる思い出を紹介したいと思います。

 そもそも、なぜカープが好きかと言えば……やっぱり、生まれた場所が広島だったから、というしかないですね。特に我が家はお父さんがカープのエースだった山根和夫さんと漢字違いの同姓同名だったという縁もあって、家の中も、家の周りもみんなカープ好き。だから自分も自然にというか……やっぱり、カープが勝つとお父さんの機嫌がいいんですよ。子供心に「あ、こっちが勝ったほうがいいんだ」ということがわかったので、その影響は大きいと思います。

 子どもの頃、家のそばにNHK広島局の家族が使う寮があったんです。よく引っ越しがあったんですけど、新しくやってくる人たちは皆カープファンじゃないわけです。カープ以外の帽子を被っていることに、ものすごく違和感を抱いていました。

 一方で我が家では、たとえば弟と野球ゲームをする時にも、どっちがカープを使うかで揉めてましたからね。カープが使えないとしたら何のためにこのゲームをやるのか? っていう話になっちゃいますから。それくらい、カープが日常、という土地で生まれ育ちました。

最初に好きになったのは正田選手


 子どもの頃好きだった選手といえば……もちろん、山根和夫投手は気になってましたよ。『アメトーーク!』の「広島カープ芸人」の回で、僕は背番号17のユニフォームを着て出演したんですが、あの「17」は山根投手の背番号からです。


▲写真:石川剛

 でも、最初に好きになったのは正田選手ですね。正田耕三さん。

 僕が、ちゃんと記憶が定かになってからのカープは、(山本)浩二さんも「なんかおじさんがいる」という感じだったし、衣笠祥雄さんも「なんでこの人、三振ばっかりなのに使われ続けるんだろう?」みたいなイメージでした(笑)。

 当時、人気だったのは(?橋)慶彦さんで、確かにものすごくスマートでカッコイイ選手なんですけど、正田さんは泥臭い感じがして「努力したら、あの人みたいにはなれるんじゃないか?」って思ったんですよね。もちろん、ものすごい努力がいるわけですけど、そういう部分が共感を持てたのかもしれないです。

初デートも、アルバイト先も市民球場


 小さな頃から、広島市民球場にはよく通っていました。子どもの頃、木下富雄選手が隠し球をする瞬間を目撃したこともあります。でも、「隠し球」というシステムをわかってなくて、急にタッチしたと思ったら攻守が交代して、何が起こってるんだかわからなかったですね。

 あと、その「隠し球」を同級生もみんな見ているんですよ。だから、草野球をしてもみんな隠し球をやりたがるんです。といっても、ランナーも記憶が鮮明だから、絶対にひっかからない。でも、守ってる方はどうしてもやりたい! 結果、全然試合が進まなかったことがありましたね。

 初デートも市民球場でした。まあ、初デートといっても、はじめてのことなので何をどうしていいかわからなくって、僕は友達を連れて行って、相手の子にも友達と一緒に来てもらいました。とにかく、一対一になるのがどうしていいかわかなくって、結局、男同士で野球に熱中してカープうどん食べて、女の子は女の子で喋っているという。だから、初デートだけど何もできなかったですね。

 大学時代になると、市民球場は観戦する場所としてだけじゃなく、アルバイトの場所にもなりました。

 まあバイトといっても、当日に行って並んでいれば、結構な確率でありつけるというスタイルなんです。給料はそんなに高くなかったんですけど、すぐにもらえるし、おまけに試合も見れる。だから、「時間空いたからちょっと行こうか」みたいなノリの気軽なバイトでした。友達の友達だったら誰でもできるみたいな。履歴書も持っていったことないと思いますよ。すごくユルいんです。

 相方の田中(卓志)も外野スタンドで売り子のバイトをしていたみたいですけど、広島の人間なら結構、市民球場でアルバイトしたことがある人は多いんじゃないかな。ケミストリーの堂珍(嘉邦)くんもチケットもぎりのバイトをしていたみたいなんで、テレビで見かけると「あ、僕の後輩だな」と思っちゃいます(笑)。

相方・田中卓志さんのインタビューはこちらから!
前田智徳さんがよく喋るのは当たり前【第1回】

「広島投手王国」、和製打線…低迷期がくるとは想像できませんでした【第2回】

安部友裕、庄司隼人、鈴木誠也、一岡竜司…みんなカープが育てます!【第3回】

マエケン&黒田・夢のローテーションが実現したら……【第4回】

どんな理由でも野球やカープを好きになってもらうのは嬉しい!【最終回】

アンガールズ・山根良顕(やまね・よしあき)
1976年5月27日生まれ、O型。180センチ53キロ。広島県広島市安佐南区出身。ワタナベエンターテインメント所属。広島修道大学法学部卒。相方の田中卓志とは大学の旅行サークルで出会う。2000年に「アンガールズ」を結成し、2002年にデビュー。「ジャンガジャンガ」というネタ終わりの動作や独特な世界観の「脱力ネタ」が受け、ブレイクした。二人とも野球は広島東洋カープ、サッカーはサンフレッチェ広島の大ファン。尊敬する芸人さんは東野幸治さん。

現在の主なレギュラーはフジテレビ「バイキング」(毎週木曜11:55〜13:00)TBS「爆報! THE フライデー」(毎週金曜19:00〜19:54)RCC(中国放送)「元就。」(毎週日曜12:54〜13:54)NHK Eテレ「高校講座 科学と人間生活」(毎週火曜14:40〜15:00)など。

6月16日にトークイベント、8月17日にお笑いライブがあります。詳しくはブログをご覧ください。

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