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《2017年駆け込みトレード》黒羽根利規とエスコバーは「もやもや」に光が差してきた!?

《2017年駆け込みトレード》黒羽根利規とエスコバーは「もやもや」に光が差してきた!?

球界のトレード期限は7月31日。今季も「駆け込みトレード」と言うべき移籍案件がふたつ成立した。

【エスコバー/黒羽根利規】移籍先で光が差す


 一つ目は7月6日に発表されたエスコバー(日本ハム)と黒羽根利規(DeNA)の交換トレードだ。

 今季から日本ハムに加入したエスコバーは、開幕3戦目で先発したが、4回1/3で5失点と打ち込まれ、敗戦投手となり2軍落ち。約1カ月後に復帰し、その後は中継ぎとして13試合に登板するも、トータル防御率は5.64とピリッとしなかった。

 一方、黒羽根は、中畑清監督時代には重用された捕手。2005年秋の高校生ドラフト3巡目で日大藤沢高からDeNAに入団。徐々に力をつけ、2014年には109試合に出場し、リーグトップの盗塁阻止率.395をマーク。打率も.264とまずまずの数字を残していた。しかし、2016年以降は戸柱恭孝の加入もあって1軍出場なし。

 このように、もやもやした状況だった両者だったが、新天地では光が差しかけているようだ。

 エスコバーは7月6日に1軍登録され、7月22日までで中継ぎとして4試合に登板し無失点。150キロ超のストレートが冴え、ワンポイントからロングリリーフまで無難にこなして見せた。

 そして黒羽根も、7月18日に1軍登録され、7月19日に代走として出場。翌22日にはスタメン起用され、2年ぶりにヒットも放っている。

チームの運営ポリシーもある


 このトレードにおけるチーム事情に踏み込むなら、日本ハムのシビアでドライな運営方針も背景にある。外国人を多くは抱えない日本ハムが「5人目の外国人」となるドレイクを獲得した時点で、エスコバー放出の可能性はあった。

 また、侍ジャパンにも選ばれた正捕手の大野奨太は、すでにFAの権利を持つ。FA権を行使すれば引き止めないのが日本ハムのポリシー。大野の流出に備えた黒羽根の獲得という側面もあるだろう。

 とはいえ、移籍先で選手が「再ブレイク」すれば、自身のためになることはもちろん、ひいてはチームや球界の活性化にもつながる。最近では、巨人から日本ハムへ移籍した大田泰示が好例だ。


伸び悩みの状況から抜け出せるか


 また、7月24日には杉浦稔大(ヤクルト)と屋宜照悟(日本ハム)の交換トレードが発表された。

 杉浦は2013年のドラフト1位で入団した投手だが、ここまで通算33試合に登板し6勝8敗、防御率4.95と、期待に応えているとは言い難かった。

 今季5年目となる屋宜も、2015年は18試合に登板したが、そこは中継ぎ陣の層が厚い日本ハム。昨季以来、2軍暮らしが続いていた。

 やや伸び悩み気味だった両投手だけに、新天地でモチベーションも上がるはず。

 守護神の秋吉亮が離脱中というヤクルトの厳しいチーム事情から、屋宜は近いうちに出番がありそう。また、右肩痛でグラウンドから離れている杉浦は、自身が北海道出身というだけでなく、妻の紺野あさ美元アナも同郷。リハビリにもいっそう気持ちが乗ってくるに違いない。

 各選手の新天地でのさらなる活躍に期待したい。

(※編集部注 本稿執筆後、シーズン中の移籍期間最終日の7月31日に、日本ハム・谷元圭介の中日への金銭トレードが発表された)


文=藤山剣(ふじやま・けん)

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