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潔く後進に席を譲った井口資仁(ロッテ)の背中から学ぶこと。9月24日の引退試合を待て

潔く後進に席を譲った井口資仁(ロッテ)の背中から学ぶこと。9月24日の引退試合を待て

 6月20日に現役引退を発表した井口資仁(ロッテ)が、8月27日のヤフオク!ドームでのソフトバンク戦で、実質的にラストとなる試合を終えた。

 引退表明後も試合に出ていたが、井口は首脳陣に「若い選手を使ってほしい」と申し出て、自ら後進に道を譲る決断を下した。

 この日は古巣・ソフトバンク戦で、4番・DHでスタメン出場。相手の先発投手はダイエー時代のチームメイトで、ヒジの手術明け初戦の和田毅。縁を感じるゲームとなった。

 3度打席に立った井口の結果は、センター前ヒット、空振り三振、センターフライ。一方、和田は5カ月近いブランクがありながら6回を2安打無失点と好投。そして、その2安打のうちの1本を放ったのは井口だった。

代打では不振もまだまだ戦力になれる数字


 今季の井口は、代打に限れば、引退を表明した6月20日まで16打席無安打だった。代打では、2015年が打率.320(25打数8安打)、2016年が.300(30打数9安打)と、ここ一番で勝負強さを発揮していただけに、そのあたりに年齢からくる衰えを感じていたのかもしれない。

 ただ、今季のトータル成績は64試合に出場し打率.237(118打数28安打)。代打での数字を除けば打率.289となる。貧打にあえぐロッテ打線において、貴重な戦力だったことは間違いない。

 8月28日には1軍登録を抹消され、残りシーズンは2軍で若手に混じって汗を流すという。残念な成績となっている今季のロッテだが、井口の背中から学ぶことはまだまだあるだろう。

ラストゲームはピンストライプで


 ロッテの本拠地・ZOZOマリンスタジアムでは、井口の引退を惜しむイベントが組まれている。

 9月10日のソフトバンク戦では、井口の背番号「6」モチーフにしたTシャツ(人気アパレルブランド、ナノユニバースのデザイン)が先着2万名に配布される予定。

 そして、真の引退試合は、9月24日の日本ハム戦となる。当初はイベントデーとして、ブルーを基調とした「マリンフェスタユニフォーム」を着用する予定だったが、井口のラストゲームということで、本来のピンストライプのユニフォームに戻して試合が行われる。このあたりのロッテ球団の心使いはさすが。

 9月24日のZOZOマリンスタジアムでは、涙を流すロッテファンも多いことだろう。

(成績は8月29日現在)


文=藤山剣(ふじやま・けん)

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