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若手の底上げでレギュラー陥落も! キャンプで結果を出すべき6人《セ・リーグ崖っぷち選手編》

 レギュラー陥落や戦力外通告。弱肉強食のプロ野球の世界において、一寸先は闇である。

 どんな選手でも危機感を持っていると思うが、その中でも特に「伸るか反るか」の大勝負を仕掛けるであろう6人を紹介したい。


1位:村田修一

読売ジャイアンツ・14年目

 “男・村田”はレギュラーはく奪の危機だ。2度の本塁打王にベストナイン3回、ゴールデングラブ賞2回と名三塁手であることに異論はない。しかし、巨人移籍5年目の今季は競争を余儀なくされる。


 一番の理由は昨季の打撃不振。2度の故障離脱に加え、OPS(出塁率+長打率)はキャリア最低の.683とかつての豪打が鳴りをひそめた。守備は高いクオリティーを保っており、いつしか“守備の人”という似つかわしくない称号をファンの中で囁かれるように。正直なところ、不本意な気持ちはぬぐえない。

 今季は新鋭・岡本和真とロッテから加入したルイス・クルーズとの競争が待ち受ける。これを勝ち抜き、復権となるか。


2位:岩瀬仁紀

中日ドラゴンズ・18年目

 長年守り続けた“最後の砦”をこれ以上明け渡す訳にはいかない。ドラゴンズの常勝期を支えた岩瀬仁紀は不惑を超え、現役の最終コーナーを回っている最中だ。

 昨季はついに勤続疲労がたたったのか、キャリア初の公式戦登板なし。通算402セーブを誇る稀代の鉄腕クローザーもひとりの人間だった、と感じずにはいられなかった。そして背番号13のいないブルペン陣はガタガタで、チームは下位に低迷。改めてその存在の大きさを痛感したファンも多いことだろう。

 オフには引退もちらつく中、今季の現役続行を決意。心身ともに健康を保ち、春季キャンプでは初日からブルペン入りを果たした。このまま開幕戦の9回を締めるところまでこぎ着けられるか、注目だ。

3位:西岡剛

阪神タイガース・12年目

 かつてシーズン200安打を放ち、首位打者を獲得した男も崖っぷちに追い込まれている。阪神加入初年度こそチームをけん引したものの、直近2年間は度重なるケガの影響もあり低迷。オフには減額制限いっぱいの年俸40%減を受け入れ、再起を誓う。

 元々ビッグマウスで鳴らす西岡らしく、今季の目標として「2度目の首位打者獲得」をぶち上げている。現状は二塁のレギュラーを上本博紀、大和と争う立場に置かれ、競争に敗れれば外野転向もあり得る旨を指揮官から通達済み。それでもチームを超え、リーグ内のライバルと切磋琢磨しようとする姿からは強烈なプライドをのぞかせる。

 また、スピードスター復活もレギュラー再奪取の必須条件だ。疾走感のある走りを再び見せられるかにも注目したい。


4位:堂林翔太

広島東洋カープ・7年目

 打率.333、20本塁打、80打点。達成すればベストナイン級の成績だが、未完の大器は高みを目指す。

 2012年に1軍デビューし、いきなり全試合出場。打率.242、14本塁打、リーグワーストの150三振に29失策と粗さが見られるも、「使ってみたい」と思わせる“まばゆい光”を放っていた。


 しかし、翌年以降は定位置獲得に至っていない。出場試合数も年々減少の一途をたどり、気づけば自らより多くの若手が台頭している。今季は中日からルナが加入するなど、三塁のレギュラー争いは激戦必至。まずはキャンプで存在感を放ち、実戦でも打ちまくりたいところだ。


5位:村中恭兵

東京ヤクルトスワローズ・11年目

 2ケタ勝利を2度挙げた実績を持つ村中も、ここ数年はフェードアウト気味。ついに昨季は1軍のマウンドに登ることはなかった。リーグ制覇を果たしたチームからは蚊帳の外に置かれる現状だ。

 11年目の今季は背番号を15から43に変え、低迷の原因だった腰痛が癒えた模様。150キロ超の快速球を投げ込むなど、持っているポテンシャルは抜群なだけに、再びローテーションの一角に入れるか。


6位:久保裕也

横浜DeNAベイスターズ・14年目

 キャンプ初日からまさかの“お騒がせ”だ。巨人からDeNAに移籍した久保が、写真撮影の時間に間に合わず遅刻。チームメートを待たせ、ラミレス新体制の本格スタートにミソをつけてしまった。本人いわく「ワクワクして眠れなかった」とのことだが、心機一転を図る上で足かせになりかねない失態である。


 久保の前に背番号00を着けた東野峻は、かつて巨人で活躍したもののDeNAでは在籍わずか1年で現役引退。ネガティブな話題が続いてしまったが、それを吹き飛ばすような復活劇に期待したい。


文=加賀一輝(かが・いっき)

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