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総年俸から割り出した「プロ野球コスパランキング」を元に「お得な選手」のワーストナインを選出!!


コスパランキング/ワーストナイン


 年棒から「1勝」「1セーブ」「1奪三振」「1登板」(以上、投手編)、「1本塁打」「1安打」「1打点」「1盗塁」「1三振」(以上、野手編)の「お値段」を算出した「プロ野球コスパランキング」。

 週刊野球太郎の9月の連載特集として行った同企画を元に、コスパランキングのワーストナインを選出。さらにこの「割高感」を与えてしまった選手でチームオーダーを組んでみた。

1(三)鳥谷敬/阪神(35歳・13年目・4億円)
2(二)片岡治大/巨人(33歳・12年目・8600万円)
3(遊)中島宏之/オリックス(34歳・16年目・3億5000万円)
4(捕)阿部慎之助/巨人(37歳・16年目・3億2600万円)
5(指)ブランコ/オリックス(36歳・8年目・2億5000万円)
6(中)ゴームズ/楽天(35歳・1年目・2億3000万円)
7(左)ボグセビック/オリックス(32歳・1年目・9000万円)
8(一)カニザレス/ソフトバンク(36歳・3年目・6000万円)
9(右)ロマック/DeNA(31歳・1年目・7500万円)

先発 内海哲也/巨人(34歳・13年目・4億円)
中継ぎ 松坂大輔/ソフトバンク(36歳・18年目・4億円)
抑え 山口鉄也/巨人(33歳・11年目・3億2000万円)

(コスパランキングは8月28日現在の成績を元に算出、各部門のコスパランキングは9月の週刊野球太郎を参照、年齢は8月28日現在、外国人選手のプロ通算年はNPB球団での在籍年、年俸は推定額)


ベテランの勤続疲労も?


 コスパの悪い選手でオーダーには、球界トップクラスの高給取りがズラリと並び、非常に重厚なメンバーとなった。

 全盛期の力が出せるなら常勝軍団となりそうなラインナップなのだが、多くがベテランの域に達し、長年の勤続疲労もあって、万全の体調で臨めることが少なくなっている選手も多い…。

もはやあの時の投球は望めない!?


 投手陣は、先発が内海哲也(巨人)、中継ぎが松坂大輔(ソフトバンク)、クローザーに山口鉄也(巨人)に。

 内海は、2勝に終わった昨季よりは9勝(9月29日時点)を挙げている今季のほうがましだが、開幕に出遅れて初勝利は6月。勝ち星の多くは広島が独走態勢に入って以降に記録したものだ。どうしても帳尻を合わせた感がぬぐえない。

 同じ巨人の山口も、9年連続60登板は達成したものの、防御率は9月29日時点で4.88。昨季から2点以上悪化し、19ホールド、6敗はいずれもキャリアワーストレベル。これではコスパ悪化も仕方ないか。

 松坂は、本来はもちろん先発タイプだが、メジャーリーグ最終年(2014年)に所属したメッツでは34試合に登板のうち、リリーフが25試合。中継ぎとしての起用もアリとして中継ぎでピックアップした。

 2軍戦での登板もままならない現状だが、手術をした右肩の状態は徐々に回復している模様。全盛期の力が戻ることはかなわないとしても、平成の怪物とまでいわれた名投手がこのままフェードアウトではあまりに寂しすぎる…。


内野陣はもう限界なのか!?


 片岡治大(巨人)&中島宏之(オリックス)は、かつての西武の黄金二遊間コンビ。当時を知るファンからすれば、今の成績、コスパはあまりに残念に感じるだろう。

 そして、今季、まさかの大不振に陥ったのが鳥谷敬(阪神)だ。開幕から打率は、1割台から2割前半の間で低空飛行を続け、その影響からか、信じられないようなイージーエラーを連発。じつは、失策数は昨年よりも減っているのだが、とにかく目立つ場面でのミスが多かった。

 阪神低迷の原因は鳥谷ひとりではないとはいえ、高年俸でもありチームを引っ張る立場の選手としては、覇気が感じられなかった。


日本になじめなければ野球以前の問題


 通常は4人までという外国人枠はこの際無視して、「悪コスパ」の外国人選手を5人選出した。

 ゴームズは、メジャーで162本塁打の実績を手土産に鳴り物入りで入団。しかし、開幕からバットは湿りっぱなし。挙句の果てに、家庭の事情などと理由をつけ、ゴールデンウイークを待たずして帰国。そのまま退団となってしまった。

 アメリカメディアが伝えたところによると、言葉の壁や地震の恐怖が主な理由とのことだが、そのあたりをクリアして結果を出している外国人選手も当然ながら多い。

 ブランコは、かつてのホームランキングだが、オリックスでの2年間の出場試合数は、昨年が52試合、今年は27試合。下半身の状態が悪く打席に立てないので戦力になりようがない。それでいて2億5000万円という高年俸。ベテラン外国人選手の典型的な悪コスパパターンと言える。


複数年契約の弊害があるのでは?


 ここに挙げた日本人選手の多くは複数年契約を交わしている。選手側からすれば「数年間かの安心」を得られるということで、ありがたい契約なのかもしれない。ただ、それで気が緩むわけではないだろうが、長期契約を交わした途端にパフォーマンスを下げる選手が多いのも事実。

 高年俸の選手は、当然ながらファンの期待も高いだけに、不振に陥った際には、それが逆振れしてガッカリ感も大きくなる。来季以降、ここに名を連ねた選手たちのコスパ改善に期待したい。


文=藤山剣(ふじやま・けん)

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