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ロッテ・涌井vs.日ハム・大谷が激突! プロ野球開幕戦では珍しい、最多勝同士が火花散らす!!


 開幕ダッシュを、そしてパ・リーグNo.1右腕の称号をかけ、今宵、両雄が激突する。

 3月25日(金)、遂にプロ野球2016年シーズンの幕が開ける。各チームの今季の「軸」であり、現在の日本プロ野球が誇るエース級が集う開幕投手は、その顔ぶれを見るだけでファンの気持ちも昂るというものだ。

 その中でも特に注目したいカードといえば、日本ハム対ロッテ戦の開幕投手を務める大谷翔平と涌井秀章の顔合わせだろう。昨年、ともに15勝を挙げてパ・リーグの最多勝投手となった2人。ベストナインは大谷が、ゴールデングラブは涌井が勝ち取り、まさにパ・リーグNo.1投手の称号を分け合った格好だ。

 前年の最多勝同士が開幕投手として対決する、というシチュエーションは、長いプロ野球史(2リーグ制以降)において、過去に2度しか起きていない珍事だ。そんな貴重な投げ合いであることを踏まえるためにも、過去の「前年最多勝同士の開幕戦」の結果をプレイバックしたい。

1984年:山内和宏(南海)vs.東尾修(西武)

 1983年にともに18勝を挙げて最多勝となったのが西武・東尾修と南海・山内和宏だ。その両雄が翌年3月31日、開幕カードで投げ合うこととなった。

 当時の南海には山内和宏以外にも山内新一、山内孝徳という「3人の山内」がエースとして君臨。1982年までは3年連続で山内新一が、1983年は山内孝徳が開幕投手を務めていた。迎えた1984年、「最多勝」の肩書きを得て山内和宏にようやく巡ってきた開幕投手の座だった。

 一方、長年、西武のエースとして君臨し続けた東尾修。特に1983年シーズンは最多勝だけでなくシーズンMVPも勝ち取り、西武の日本一に貢献。それだけに、開幕投手は当然、といえなくもないが、実は開幕戦の戦績がすこぶる悪い。この年が通算7度目の開幕投手だったが、ここまで開幕戦6連敗中だった。

 結果として、この1984年の開幕戦でも東尾はいいところがなかった。3ランと満塁弾を浴びて6回で降板し、あえなく開幕戦7連敗。一方、山内和宏は完投勝利と幸先のいいスタートを切ることとなった。だが、最終的にこの年、山内は12勝(12敗)で、東尾は14勝(14敗)。どちらも2年連続での最多勝とはならなかった。

2015年:山井大介(中日)対 メッセンジャー(阪神)

 記憶に新しいところでは、昨季のセ・リーグ開幕カード、中日対阪神戦で最多勝同士が投げ合った。2014年にともに13勝を挙げ、最多勝となった中日・山井大介と阪神・メッセンジャーの2人だ。

 メッセンジャーは通算2度目、そして阪神の球団80周年というメモリヤルイヤーでの開幕投手に抜擢。一方の山井は14年目で初の開幕投手の大役となった。

 試合は中日が先制し、コツコツと3点を積み上げでメッセジャーを6回でノックアウト。一方の山井は7回1失点と要所を締め、マウンドを中継ぎの又吉克樹に託した。ところがこの又吉が大乱調。8回裏に阪神が3点を奪って同点に追いつき、最終的には10回裏、2リーグ制以降では史上初となる開幕戦サヨナラ勝利で阪神が凱歌をあげた。結局、メッセンジャー、山井の両名には勝ちも負けもつかなかった。


 さて、大谷対涌井の対決に話を戻そう。昨季、この2人が先発しての直接対決はなかった。それだけに、エースとしてどちらがマウンドに長く立ち続けるかのプライドを賭けた戦いにもなるはずだ。また、大谷は昨季のクライマックスシリーズ初戦のロッテ戦で3回5失点ノックアウト。CS敗退の大きな要因となってしまっただけに、その雪辱を果たす機会でもある。注目の開幕カードは本日18時30分、QVCマリンフィールドでプレーボールとなる。

文=オグマナオト(おぐま・なおと)

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