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【センバツ出場校横顔紹介 北海道・東北】大阪桐蔭に善戦の駒大苫小牧にタレント揃いの聖光学院

【センバツ出場校横顔紹介 北海道・東北】大阪桐蔭に善戦の駒大苫小牧にタレント揃いの聖光学院

 1月26日、センバツ出場校が発表された。春の全国頂点を決める夢舞台に駒を進めた高校をエリア別に紹介しよう。

北海道


■駒大苫小牧(南北海道、4年ぶり4回目)
 田中将大(ヤンキース)を輩出した北の雄。秋季北海道大会準決勝では札幌日大を相手に7対6、決勝では旭川実を相手に12対10と打撃戦を制してセンバツ切符を手に入れた。

 11月の明治神宮大会では初戦で大阪桐蔭と対戦し、2対4と善戦。ホームスチールで得点を奪う場面もあり、破壊力と機動力を兼ね備える。

 ブラスバンドの応援も名物で、甲子園での演奏を楽しみにしている高校野球ファンも多い。

東北


■花巻東(岩手、6年ぶり3回目)
 菊池雄星(西武)、大谷翔平(エンゼルス)らを輩出。粘り強い戦いで接戦を制し、秋季東北大会で準優勝を果たした。

 注目は花巻東伝統の出世番号「17」を背負う西舘勇陽。最速142キロのストレートとスプリットのコンビネーションを生かす投球が持ち味。菊池、大谷の後継者として注目を集めそうだ。

■日大山形(山形、36年ぶり4回目)
 秋季山形県大会は3位に終わったものの、東北大会でベスト4に躍進し、逆転選出を果たした。

 原動力となったのは背番号11の右腕・佐藤洸太。東北大会・2回戦で仙台育英を完封し、大会を通じて22回1/3の連続無失点を記録した。話題性では2番・高橋殿馬も一押し。『ドカベン』の殿馬から名前をもらい、バントも得意。甲子園で秘打が見られるか。

■聖光学院(福島、5年ぶり5回目)
 福島県大会から数えて8戦80得点の強打で秋季東北大会を制覇。打線のキーマンは1年秋からスタメンを張る矢吹栄希。180センチの大型二塁手でプロも注目する成長株だ。

 エース・衛藤慎也は東北大会4試合で防御率1.29の安定感。勝てる投手に成長し、頂点を目指せるタレントが揃った。


21世紀枠


■由利工(秋田/初出場)
 昨秋、東北大会ベスト8。21世紀枠だが実力も兼ね備える。学校では野球部が先頭に立って地域でのあいさつ運動を展開。「地域に愛される学校」をテーマにボランティアや地域交流に取り組んだ。

 選出の決め手となったのはエース・佐藤亜蓮の存在。最速142キロのストレート、2種類のスライダー、カーブ、チェンジアップなどを操り、「秋田のドクターK」と呼ばれる三振の山を築く投手だ。全国強豪との戦いで、どんなピッチングをするか楽しみだ。


文=落合初春(おちあい・もとはる)

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