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夏の甲子園出場回数上位15校の今夏を追う!歴代1位タイの北海などはあと4勝で甲子園!

【今週の読みどころ】
・もっとも勝ち進んでいる地区ではベスト16が決定!
・ドラフトの目玉・高橋純平(県岐阜商)は投げられるのか?
・初戦で手強い相手と対戦する天理、静岡に注目!

県岐阜商、薄氷を踏む思いで勝ち上がる


 夏の甲子園出場数ランキングに入った15校の、7月6日から7月13日に行われた試合の結果は以下の通りだ。

県岐阜商5−4関商工(延長10回サヨナラ勝ち)
※8、9回に3点差を追いつかれる、あわやの展開

松山商 8−3新居浜南
※8回裏に6点を奪い逆転勝ち

▽2回戦
仙台育英12−1仙台(5回コールド)
▽3回戦
仙台育英12−0大河原商(7回コールド)

鳥取西 10−0鳥取工(5回コールド)
※4回に9得点で試合を決める

福井商 5−2北陸
※初戦から強豪校対決も、終盤に福井商が振り切る

広島商 10−0竹原(5回コールド)

 シード校の格の違いを見せた仙台育英は、2試合連続コールド勝ち。それに対してあわや、という試合でなんとか勝ち上がった県岐阜商。同じセンバツ出場組でも、内容はさまざまだったが、13日までには15校すべてが勝ち残っている。

 県岐阜商は接戦の展開でも、エースの高橋純平が登板しなかったことに対して、高橋のフォームが崩れており不調であることを公言し、あくまでもケガではないと強調。ドラフトの目玉であり、チーム内でも絶対的存在である高橋が短期間で復調できるのか、本当にケガではないのか、これからの動向によりいっそう注目したい。

 13日までの試合結果を反映すると表のようになる。

※◯/■の見方:分母は甲子園出場までに必要な勝ち数、分子は現在の勝ち数。例えば1/7は、1回戦を突破し、7試合目が決勝戦。

 北海、県岐阜商、仙台育英、鳥取西、福井商の5校が、あと4勝すれば甲子園、ともっとも近づいている。その一方で、21日に初戦を迎える中京大中京は、試合はまだかと、うずうずしているところだろうか。なお、順調に試合を消化すると、中京大中京が試合をする前日(20日)に、宮城大会決勝戦となる。1試合も戦っていない高校があるのに、甲子園出場を決める高校が出てくるとは面白い話だ。

 注目の初戦というと、夏の甲子園出場数ランキングに入っている天理と静岡の対戦相手が正式に決まった。天理は智辯学園、静岡は日大三島。

 夏の甲子園出場17回の智辯学園は、春季県大会は2回戦敗退となったため、この夏はノーシード。1回戦で高田にコールドで勝ち、県内最大のライバル校と2回戦で対戦することが決まった。大阪大会では大阪桐蔭と履正社が初戦で対決することが話題になっているが、大阪桐蔭と履正社はともに初戦であるのに対して、天理は1試合目だが、智辯学園は2試合目。この違いが試合の行方にどういった影響を与えるのだろうか?

 春と夏で甲子園出場はそれぞれ1回の日大三島。全国的な知名度は低いものの、昨秋の東海大会は準決勝まで勝ち進んだ実力を持つ。特に、エースの小澤怜史は屈指の速球派右腕で、多くのスカウトが注目している。昨秋の県大会、東海大会で静岡に連敗しているが、小澤が本調子であれば、十分に渡り合える力を持つ。

 そして、なによりも1試合勝ってきた日大三島と夏初戦の静岡という状況。たしかに、昨夏から県内では負けなしの静岡が格上だが、どんな強豪校といっても、「初戦の入りは難しい」と言われる。静岡は本来の実力を発揮できるのか? 初回の入りに注目だ。

(文=編集部)

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