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広島のバティスタ&メヒア、山田哲人2世の廣岡大志…。明日の4番を担う次世代大砲候補 セ・リーグ編

広島のバティスタ&メヒア、山田哲人2世の廣岡大志…。明日の4番を担う次世代大砲候補 セ・リーグ編

 オープン戦は終盤を迎え、各球団の布陣が整ってきた。この時期は若手の出番も多く、ファンやメディアの期待は未完の大砲に注がれる。

 あらためて、各球団に所属する「将来の大砲候補」をチェックしてみたい。まずはセ・リーグ編から紹介しよう。

広島


■将来の大砲候補
バティスタ(26歳)
メヒア(25歳)
美間優槻(23歳)

 23歳の鈴木誠也が4番を張り、「将来の4番」に関しては安泰の広島。しかし、新井貴浩、エルドレッドらが選手としては高齢になり、次なるスラッガーを見つける時期に差しかかっている。

 注目はドミニカ共和国出身のバティスタ、メヒアの2人。両者ともに若くして来日しており、まだ若手の域。昨季2軍ではバティスタが21本塁打、メヒアが18本塁打を放っており、打率も3割超。2軍レベルをはるかに凌駕している。

 日本人に目を向けると、期待したいのはプロ6年目を迎える美間優槻。177センチ90キロとパワフルな体になり、昨季は2軍で10本塁打を放った。この春も安部友裕が腰痛で離脱する間に猛アピールをしており、三塁手戦線に名乗りを上げている。

阪神


■将来の大砲候補
中谷将大(25歳)
大山悠輔(23歳)
陽川尚将(26歳)

 昨季20本塁打の中谷将大、非凡な打撃を見せた大山悠輔が未来の4番候補筆頭。実際に昨季は4番で起用される試合もあった。未完の大器では陽川尚将。昨季は2軍でウエスタン・リーグトップの21本塁打を放ったが、三振数もリーグトップ。飛ばす力は十分だが、確実性に課題を残す。この3人を大成させられるか、阪神の育成力が試される。


DeNA


■将来の大砲候補
佐野恵太(23歳)
細川成也(19歳)

 中軸を狙うのは佐野恵太。2016年のドラフト9位と下位指名ながら、ルーキーイヤーの昨季は2軍でチームトップの11本塁打を放った。オープン戦でも絶好調で早くもレギュラー戦線に加わっている。

 昨季、高卒ルーキーながら日本シリーズでスタメン出場を果たした細川成也ももちろん未来の大砲候補。1年目から2軍で10本塁打とパワーを見せつけたが、打率.は201。三振数はイースタン・リーグぶっちぎりの182三振。気長に成長を待ちたい。


巨人


■将来の大砲候補
宇佐見真吾(24歳)
岡本和真(21歳)

 3軍、育成選手を含め、多くの戦力を有する巨人だが、大砲候補は意外と少ない。宇佐見真吾、岡本和真の成長に期待したいが、今後のドラフト戦略も見所だ。


中日


■将来の大砲候補
高橋周平(24歳)

 福田永将が本格化した中日だが、若手の大砲というと人材を欠く。ファンの期待は高橋周平の成長だが、昨季は2軍でも打率.248、5本塁打に終わり、やや伸び悩んでいる。

 高校時代はスーパースラッガーだった平田良介をもってしても、2013年の15本塁打が自己ベスト。広いナゴヤドームが本拠地というハンディはあるが、中軸の育成にも着手したい。


ヤクルト


■将来の大砲候補
廣岡大志(20歳)

 「山田哲人2世」の呼び声高いのは廣岡大志。昨季は2軍で16本塁打を放ち、持ち前のパワーを発揮した。昨季後半は1軍でも起用され、今季はグッと出番が増えてくるはず。2016年に高卒ルーキー初打席初本塁打を記録して以来の1軍での一発を期待したい。


文=落合初春(おちあい・もとはる)

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