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吉兆か凶兆か? ヨシノブ巨人・開幕4連勝スタートから分析する優勝の可能性


 新人監督・高橋由伸率いる巨人が、開幕4連勝スタート。好調な滑り出しをみせたのは記憶に新しいところだ。

 開幕前には巨人所属選手から野球賭博疑惑が発覚。プロ野球界のみならず、世論まで巻き込んだ大騒動となり「これでも開幕するのか!」といった声があったのも事実。

 その逆風のなか、高橋監督を中心に、巨人の選手たちが一致団結して優勝へと突き進むことができるか。過去の事例から探ってみたい。

開幕4連勝スタートの優勝確率は90%!


 巨人の歴史を紐解くと、過去に開幕4連勝スタートしたのは10回ある。そのうち9回は優勝と、優勝確率は驚異の90%である。

 新人監督としては、1981年の藤田元司監督以来2人目の快挙を成し遂げた高橋監督。桐蔭学園高、慶應義塾大、巨人と、野球人生では常に1年目から結果を出してきた男に、“1年目だから”といった言葉は不要なのかもしれない。監督としての1年目も期待したいところだ。


藤田新監督も逆風スタートだった!


 新人監督だった藤田元司が開幕4連勝を飾った1981年は、前年に長嶋茂雄監督が解任に近い形で辞任したため、ファンは怒りの矛先を藤田監督へ向けることも少なくなかった。

 その逆風スタートのなか、藤田は「絶対に優勝しなければいけない」と、心に誓ったという。ファンに納得してもらうためには優勝するしかなかったのだ。

 藤田監督時代のエピソードを、もう一つ紹介しよう。開幕前に桑田真澄の「登板日漏洩疑惑」という大スキャンダルが発覚した1990年も、巨人は開幕4連勝スタート。1981年同様、逆風スタートのなかで、ぶっちぎりの優勝を飾ったのである。

 さらにこの年は野茂英雄(当時近鉄)、佐々木主浩(当時大洋)、潮崎哲也(当時西武)、与田剛(当時中日)、佐々岡真司(当時広島)などドラフト1位組が軒並み活躍した年。今年もドラフト1位投手の桜井俊貴(巨人)、今永昇太(DeNA)、原樹理(ヤクルト)、岡田明丈(広島)がすでにデビューを果たしており、新戦力の状況もよく似ているといえないだろうか。

開幕4連勝ながら優勝を逃したのはいつ?


 長い巨人の歴史のなかで、開幕4連勝しながら優勝を逃したのは1998年のみ。この年は、権藤博監督率いるマシンガン打線を擁した横浜ベイスターズが優勝した年だ。

 ちなみに、その年に黄金ルーキーとして巨人のスタメンを張っていたのが高橋由伸である。プロ1年目の開幕4連勝スタートからV逸を経験した高橋由伸は、監督1年目にその雪辱を果たせるか。このあたりも注目したい。


 巨人の開幕4連勝にまつわる因縁めいたエピソードは、ヨシノブ監督にとって吉兆となるか。それとも選手時代1年目の悪夢が凶兆となるか。答え合わせは半年後だ。
文=勝田 聡(かつた さとし)
松坂世代のひとつ上にあたりサッカーの黄金世代となる1979年生まれ東京育ち。プロ野球、MLB、女子プロ野球、独立リーグと幅広く野球を観戦。 様々な野球を年間約50試合現地観戦し写真を撮影する。プロ野球12球団のファンクラブ全てに入会してみたり、発売されている選手名鑑を全て購入してみたりと幅広く活動中。

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