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サファテ(ソフトバンク)が通算200セーブ。優勝をかけた松井裕樹(楽天)とのセーブ王争いもアツい

サファテ(ソフトバンク)が通算200セーブ。優勝をかけた松井裕樹(楽天)とのセーブ王争いもアツい

 7月5日のソフトバンク対オリックスの一戦で、大記録が達成された。サファテ(ソフトバンク)の通算200セーブだ。

 2点リードの9回にマウンドへ上がったサファテは、いきなりオリックスの先頭打者・マレーロにセンターへの二塁打を浴び、続く西野真弘を一塁ゴロに打ち取るも1死三塁のピンチを迎える。

 しかし、そこからの粘りがサファテの持ち味であり、真骨頂。武田健吾を空振り三振、小島脩平をセンターフライに打ち取ってゲームセット。ピンチを招きつつも、しっかり無失点で締め、今季25セーブ目をマーク。通算では外国人初となる200セーブの大台に乗せた。

今季末には5位に迫る!?


 サファテの通算200セーブは歴代6位。その上位の通算セーブ記録を見てみよう。

1位 岩瀬仁紀(中日):403セーブ

2位 高津臣吾(元ヤクルトほか):286セーブ

3位 佐々木主浩(元横浜ほか):252セーブ

4位 小林雅英(元ロッテほか):228セーブ

5位 藤川球児(阪神):223セーブ

6位 サファテ(ソフトバンク):200セーブ (2017年7月5日現在)

 サファテの年間セーブ数のキャリアハイは、昨季の43セーブ。勝ち試合で投げることが条件となるだけに、ソフトバンクのチーム状態にも左右されるが、このままチームの好調がこのまま続くなら、今季中に藤川球児の記録に迫るあたりまではいけるのではないか。

3年連続セーブ王も狙う


 また、サファテには3年連続最多セーブの記録もかかる。当面のライバルは、首位争いを繰り広げている楽天の松井裕樹だろう。

 松井裕はクローザーに転向した2015年が33セーブ、昨季も30セーブを記録している。

 前述したように、セーブは原則として勝ち試合で最後を締めた場合のみカウントされるので(点差などでセーブが付かない場合もある)、それを考えると、2015年が最下位、2016年が5位というチーム順位で30セーブ以上を記録している松井裕が、好調なチーム状態を背景に今季はさらに数字を伸ばしてくること必至。

 7月5日終了時点で、サファテが25セーブ、松井裕が23セーブ。ソフトバンクと楽天の首位争いとも絡み合って、この先も激しいタイトル争いが予想される。

 36歳(1981年4月9日生)のサファテと、21歳(1995年10月30日生)の松井。15歳差のふたりの争いは見ものだ。


文=藤山剣(ふじやま・けん)

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