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見せろ「育成のハム」出身の底力! 日本ハムから他球団に渡った選手たち


 12球団の中でも、選手の育成に定評がある日本ハム。ドラフトではその時点で最も能力の高い選手を指名して、現場では常に試合で使いながら選手を育てる環境が、生え抜きスターを出し続けている要因だ。

 ポジションの重複や、若手起用などのチーム方針によって、他球団に移籍した選手たちも当然いる。だが彼らは、球団から高い能力を評価されて、最高の環境で育成された、いわば「育成のハム」ブランド・プレイヤーであることに変わりはない。

日本ハムからドラフト指名を受け、後にトレードで移籍した主な現役選手


糸井嘉男(2003年:自由獲得枠)
 2013年、木佐貫洋、大引啓次、赤田将吾とのトレードで、八木智哉とともにオリックスへ移籍。今季成績は38試合/打率.278/5本塁打/26打点。

今成亮太(2005年:高校生ドラフト4位)
 2012年、若竹竜士とのトレードで阪神へ移籍。今季成績は33試合/打率.260/0本塁打/2打点。

今浪隆博(2006年:大学生・社会人ドラフト7位)
 2014年、増渕竜義とのトレードでヤクルトへ移籍。今季成績は30試合/打率.250/0本塁打/6打点。

川島慶三(2005年:大学生・社会人ドラフト3位)
 2008年、藤井秀悟、坂元弥太郎、三木肇とのトレードで、橋本義隆、押本健彦とともにヤクルトへ移籍。2014年、新垣渚、山中浩史とのトレードで、日高亮とともにヤクルトからソフトバンクへ移籍。今季成績は4試合/打率.111/0本塁打/0打点。


日本ハムからドラフト指名を受け、後にFAで移籍した主な現役選手


小谷野栄一(2002年:ドラフト5位)
 2014年のシーズンオフ、FAでオリックスへ移籍。人的・金銭補償なし。今季成績は33試合/打率.252/4本塁打/8打点。

鶴岡慎也(2002年:ドラフト8位)
 2013年のシーズンオフ、FAでソフトバンクへ移籍。人的補償は藤岡好明(今季開幕直後、DeNAへ移籍)。今季成績は、29試合/打率.300/0本塁打/3打点。

※各成績は5月17日現在

 このほかにも、日本ハムからキャリアスタートして他球団に渡った選手は、金森敬之(ロッテ)、鵜久森淳志(ヤクルト)、矢貫俊之、實松一成(ともに巨人)、八木智哉、工藤隆人(ともに中日)らがいる。

 今年4月11日、乾真大が大累進とのトレードで巨人へ移籍したのは記憶に新しい。今季から新天地へ渡った乾を含めて、それぞれの選手が所属球団で活躍をすることによって、「育成のハム」ブランドの価値を高めてほしい。


文=サトウタカシ (さとう・たかし)

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