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巨人ではチームセーブ王・カミネロが2軍!? 巨人、広島、楽天の激しい外国人枠争い!

菅野智之が巨人の投手史上4人目の選手会長に。9球団で刷新の選手会長から気になる3人をフォーカス!

 各球団の補強もひと段落した1月半ば。あと2週間ほどで春季キャンプがはじまる。そこではレギュラーや先発ローテーション、ブルペンなどさまざまな役割で激しい競争が繰り広げられるだろう。そのひとつに外国人枠争いがある。

巨人はチーム最多セーブのカミネロが2軍!?


 昨シーズンは、初めてCS進出を逃した巨人。渡邉恒雄最高顧問から「補強してねぇもん」と一声があったのかどうかは定かでないが、今オフは、昨オフ以上ともいえる大補強を行った。

 セ・リーグの本塁打王のゲレーロ、そして、西武からFAした野上亮磨を補強。また、年が明けてからはメジャー通算9勝のヤングマンを獲得した。マイコラスのメジャー復帰で開いた穴を野上、ヤングマンの2人で埋める算段だろう。

 しかし、野手ではマギー、投手ではカミネロとマシソンが残留。4人の外国人選手枠に対し、5人の1軍戦力候補が在籍することとなった。「2軍に落とせない」などといったそれぞれの契約内容はわからない。しかし、貧打に泣いた昨シーズンを見ると、アクシデントがない限り、マギー、ゲレーロを外すことは考えにくい。野手2枠、投手2枠が既定路線だろう。

 そうなると、マシソン、カミネロ、ヤングマンが残り2枠を争うことが濃厚。これまでの実績を見るとマシソンは当確か。事実上、カミネロとヤングマンが最後の椅子を争うことになりそうだ。

 マイコラスが抜けた先発陣、澤村拓一が復帰するとみられる中継ぎ陣。これらを考えると、ヤングマンを先発ローテーションの一角として1軍登録するのだろうか。高橋由伸監督の決断に注目したい。

広島は長打力、ブルペンの安定、どちらを取る?


 球団史上初のリーグ3連覇を目指す広島。ドラフト以外での大きな補強はなかった。唯一の補強がカンポスの獲得だ。メジャーでは中継ぎとして起用されていたカンポスは、広島でも同様に中継ぎ起用が濃厚。残留の決まったジャクソンとともにブルペンを任されることになりそうだ。

 しかし、運用はそう簡単ではない。外国人枠がネックになるからだ。野手ではエルドレッド、バティスタ、メヒアの3人がしのぎを削る。田中広輔、菊池涼介、丸佳浩、鈴木誠也、松山竜平、新井貴浩と多くの主軸打者がいるものの、一発が期待できるエルドレッド、バティスタの存在は相手からすると驚異だ。スタメンでなくとも代打で待機しているだけでもプレッシャーになる。また、投手では復活を期するジョンソンもいる。

 外国人選手に限った話ではないが、1年を通じて絶好調ということはない。調子のよし悪しを見ながら、外国人選手のプライドを傷つけないように1、2軍で入れ替え、起用できるだろうか。緒方孝市監督の腕の見せどころだ。


故・星野氏によい報告をしたい楽天


 昨シーズンは夏場まで首位を走ったものの、ソフトバンクと西武にかわされ3位となった楽天。ウィーラー、ペゲーロ、アマダー、ハーマン、宋家豪、コラレスと6人の外国人選手が残留した。加えて、ドジャース傘下から「2人目のオコエ」ことオコエ・ディクソンを獲得。現時点で7人を抱える大所帯となった。

 チーム事情を見ると野手3枠に投手1枠での起用が濃厚。また、現時点ではハーマンが宋家豪、コラレスを上回っている。となると、昨シーズン同様にウィーラー、ペゲーロ、アマダー、ハーマンで開幕を迎えそうだ。しかし、CSで梨田昌孝監督が「秘密兵器」と称した宋家豪にもチャンスはあるだろう。

 急逝した星野仙一氏によい報告をするためにも、梨田監督は外国人選手の調子を見極めた上で、昨年以上の成績を残したい。


 紹介した3チーム以外でも、外国人選手間の競争は激しい。育成から這い上がった外国人選手もいるものの、ほとんどは「助っ人」として来日した選手たちだ。プライドが高い選手も多いだろう。そんな彼らをうまく操縦できるかが優勝を大きく左右することになる。


文=勝田聡(かつた・さとし)

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