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高校球児トッププロスペクトその3〜松本裕樹、佐藤雄偉知、岩下大輝、森田駿哉、高橋純平、永谷暢章、塹江敦哉

松本 裕樹 まつもと ゆうき


盛岡大付(岩手)3年
投手・183cm80kg・右投左打

投打に大活躍の150キロ本格派

 今春の地区予選で150キロをマークした本格派右腕。よく腕が振れるため、伸びのあるストレートを投げられる。力感のないフォークを筆頭に、スライダー、チェンジアップを打者に応じて使い分けて手玉に取る。課題だった高めの浮き球も少なくなり、低めへのコントロールを可能にしたことでグレードアップ。打っても高校通算49本塁打の実力者だ。



佐藤 雄偉知 さとう ゆういち

東海大相模(神奈川)3年
投手・190cm89kg・右投右打

意外な器用さ武器にする大器

 18歳の段階ではまとまりきらないスケール感がある。現時点で2日続けての好投はあまり期待できないが、指にかかった時の球威は本物。ストレートで押すだけでなく、フォークの使い方が見た目以上に器用だったりする。デッドボールを出した直後の打者に、初球からフォークで入るなど、東海大相模の「アグレッシブベースボール」を投球で表現できる。



岩下 大輝 いわした だいき

星稜(石川)3年
投手・180cm80kg・右投右打

2種のフォークで打者を翻弄

 昨夏の甲子園で終盤に打ち込まれた経験から成長。一回り大きくなった体格からストレートにキレが増し、フォークもゆっくり大きく落ちて三振が奪えるものと、ストレートと同じ軌道で早く落ちる2種類を使い分ける。ピンチでも冷静に対処できる大人の投球で風格が漂う。課題のスタミナと変化球の制球も定まり、夏に向けてさらに進化している。



森田 駿哉 もりた しゅんや

富山商(富山)3年
投手・183cm79kg・左投左打

切れ味抜群のしなやか系左腕

 しなやかかつ安定したフォームが特徴的。ストライク先行のピッチングができ、テンポがいい。下地がしっかりしているから、鍛えた分だけ数字に表れてくるタイプだ。2種類のスライダーとカーブで組み立て、タテスラとキレあるストレートで三振を奪う。県内での実績は十分。あとは連投に耐えられるスタミナと細かいコントロールを磨き、大舞台での結果がほしい。



高橋 純平 たかはし じゅんぺい

県岐阜商(岐阜)2年
投手・182cm76kg・右投右打

注目の下級生右腕が順調に成長中

 1年春から145キロをマークした注目の本格派。以前よりも体のキレとバランスが向上し、若干右腕が遠回り気味とはいえ、2年生の今の時期としては十分なほどヒジもきれいに使えている。リリースで力まなくても速球が走るのは将来性の高さ。「最速151キロ」の球速表示はやや数字先行気味だが、これに質が伴ってくれば、来秋ドラフト上位にも。



永谷 暢章 ながたに のぶあき

履正社(大阪)2年
投手・187cm87kg・右投右打

伸びしろ残した魅惑の剛球右腕

 センバツで全国デビューした馬力型の剛腕。トップモデルに伊良部秀輝(元阪神ほか)を浮かばせる。好調時の高めストレートは狙って空振りが奪える。ここからは低めの伸びを求めながら、走者が出てからの投球も改善したい。各大会上位の戦いになると走者に揺さぶられ、ストレートを痛打されることが多い。捕手頼みにせず配球を考えるクセも身につけたい。



塹江 敦哉 ほりえ あつや

高松北(香川)3年
投手・178cm75kg・左投左打

まず公式戦1勝を目指す快速左腕

 昨夏の香川大会準決勝で147キロ。春には148キロと順調に最速を増す剛腕サウスポー。昨秋自滅を招いた制球力も冬に取り組んだ「下半身に力を持っていく」意識で改善。現在はカットボール修得にも励むなど学習意欲も旺盛だ。まずは新チーム結成後、公式戦1勝をあげられていないチームを上位へ導き、自らの夢も叶えたい。


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