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《先取りドラフト候補・大学生》東大のエース・宮台康平ら「この春に見たい」大器8選手!

ドラフト注目の宮台康平(東京大)

 桜の開花にあわせるように、各大学野球の春季リーグが続々と開幕した。今秋のドラフトを視野に入れる選手たちは仕上がりも順調なようで、いいパフォーマンスを見せている。その中でも特に注目したい逸材を紹介したい。

宮台康平(東京大)


 東大のエースにしてドラフト候補の宮台康平。昨秋から慢性的な左肩痛に悩まされるものの、今春のシーズン開幕前に行われた明治安田生命との東京六大学-社会人対抗戦では4安打完封と復活の兆しを見せる。

 キレのあるストレートと決め球のシンカーは一級品で、文句無しのドラフト上位候補だ。東京六大学リーグでは自身の奮闘がなかなか勝利に結びつかないが、それに一切めげない精神力を持っており、プロ向きのメンタリティーを備えているといえる。就職も含め、進路の選択肢は幅広いが、ぜひともプロ野球の世界にチャレンジしてほしい逸材だ。

宮台康平(東京大)


高橋遥人(亜細亜大)


 最速151キロのサウスポー・高橋遥人(亜細亜大)。打者の手元で伸びるストレートの威力は「左・右」関係なしにアマチュア随一だ。

 3年春までは主にリリーフとして活躍。タフな場面を切り抜け、亜細亜大の勝利に貢献してきた。ただ、球速を求めすぎる面がときどき顔をのぞかせたり、快調に投げていても勝負所で甘く入ったボールを打たれたり……といった不安定な面があり、先発に転向した昨秋は1勝4敗。これだけの素質がありながらも、大学通算は2勝に留まっている(3年時まで)。今年はさらに目覚ましい活躍を見せ、ドラフト1位指名を勝ち取りたい。

高橋遥人(亜細亜大)



馬場皐輔(仙台大)


 150キロ台の重いストレートと低めに決まる変化球が武器の東北No.1右腕・馬場皐輔(仙台大)。仙台育英高時代は、名勝負と評される夏の甲子園での浦和学院高戦で好救援を見せ、サヨナラ勝ちの原動力となった。

 仙台大進学後は早々と登板機会を得る。熊原健人(DeNA)との継投パターンで、30年以上も遠ざかっていた仙台六大学リーグ制覇に大きく貢献。力みで制球が乱れることもあるが、腕の振りの豪快さは大器の片鱗を感じる。

馬場皐輔(仙台大)



齋藤大将(明治大)


 “常勝軍団”明治大の変則型左腕・齋藤大将。軸足をプレートの一塁側に置き、インステップした上に、スリークオーターで投げるため、横の角度を存分に生かすことができる。

 左打者のインサイドを厳しく突いたかと思えば、鋭く曲がるスライダーをストライクゾーン・ボールゾーンに出し入れも。この角度でコーナーに決められると、相手打者はお手上げ状態。プロ入りを果たせば、桐蔭学園高時代に同じ神奈川でしのぎを削った松井裕樹(桐光学園高→楽天)との再戦も楽しみだ。

馬場皐輔(仙台大)



大平達樹(桜美林大)


 昨秋の明治神宮大会で2本塁打を放ち、長打力のある捕手として存在感を発揮した大平達樹(桜美林大)。

 桜美林大で試合出場が増えたのは昨春からだが、佐々木千隼(ロッテ)とバッテリーを組んだこともあり、驚異的な速さでレベルアップ。一気に大学トップクラスの捕手に成長した。

 配球面に課題を残しているものの、二塁送球タイム1.8秒台の強肩は大きな魅力。秋のドラフトも大事だが、まずは首都大学リーグでチームを上位に押し上げる活躍を見せてほしい。

馬場皐輔(仙台大)



山崎剛(國學院大)


 2015年春の東都大学リーグで打率.400をマークしたコンタクトヒッター・山崎剛(國學院大)。走力や球際に強い守備力も兼ね備えるオールラウンドな二塁手だ。

 國學院大の先輩・柴田竜拓(DeNA)は守備型の選手だったが、山崎の魅力は打撃にある。思いっきりのいいスイングで安打を量産し、リーグ通算100安打も射程圏内にとらえている。1年春に目前で逃したリーグ優勝のタイトルとともに、大きな目標を掲げる年になるだろう。その先にプロへの扉が待っている。

山崎剛(國學院大)



笠松悠哉(立教大)


 左方向への強烈な打球を武器とする右打者の笠松悠哉(立教大)。大阪桐蔭高時代に4度の甲子園出場で3本塁打を放つ。

 立教大進学後も2年秋のリーグ戦で4本塁打を放つなど、ヒッティング・ゾーンにボールが入ったときの破壊力には凄まじいものがある。打撃面で好不調の波を少なくすることが当面の課題だ。

 三塁の守備は標準レベルだが、茂木栄五郎(楽天)のようにプロ入り後に守備力が上がるケースもあるので、環境次第では大きく化けるかもしれない。

笠松悠哉(立教大)



笠松悠哉(立教大)


 島田海吏(上武大)の売りは、抜群のスピードを誇る脚力と高めのボールを綺麗に打ち分ける打撃技術。走攻守に大きなポテンシャルを秘めた外野手で、関甲新大学リーグでの通算打率は.300を超える。大学日本代表にも「常連」と呼べるほど招集されている。

 時おり脆さを見せる打席があるので、今後は相手投手に球数を投げさせる粘りを身につければ、プロでもレギュラーで活躍できるはずだ。

笠松悠哉(立教大)


 今回取り上げた8選手意外でも、投手では140キロ超えサブマリンの高橋礼(専修大)、野手では総合力の高い宮本丈(奈良学園大)など、追い続けたい大学生はまだまだいる。この春で一気に評価を上げるのはどの選手か。


文=長嶋英昭(ながしま・ひであき)
東京生まれ、千葉在住。小学校からの友人が、サッカーのU-18日本代表に選出されたことがキッカケで高校時代から学生スポーツにのめり込む。スポーツの現場に足を運びながら、日本各地の観光地を訪れることが最大の生きがい。現在はアマチュアカテゴリーを中心にスポーツ報道の仕事に携わっている。

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