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「え、そうなの?」 2016年、ヤクルトの選手たちに訪れた様々な「初めて」を紹介!


 2016年シーズン、ヤクルトの選手たちに「そうだろうな」と納得すうことや「え、そうなの?」と驚くことまで、様々な「初めて」が訪れた。

 今回はヤクルトの選手たちが2016年に巡り合った「初めて」をご紹介しよう。

野手陣たちの「初めて」


 山田哲人が史上初となる2年連続トリプルスリーを達成。NPBの歴史にその名を刻んだ。来シーズンはメジャーでも初となる3年連続のトリプルスリー、そして、NPB史上初となる「40本塁打、40盗塁」に再び挑む。

 坂口智隆が5月12日の広島戦でプロ入り14年目にして初めてのサヨナラ打を放った。オリックス時代は切り込み隊長として最多安打も獲得している坂口だが、意外にもサヨナラ打は初めてだった。一方、規定打席に到達したシーズンでは、初めて本塁打がゼロに終わった。来シーズンはファンの待つ神宮球場ライトスタンドへの一発を期待したい。

 来シーズンも残留が決まったバレンティン。31本塁打を放ち、自身5度目の30本塁打を達成した。これはヤクルトの外国人選手史上初の快挙。日本人選手では1988年から92年まで5年連続で記録した池山隆寛(現楽天コーチ)のみが成し遂げている。

 バレンティンが30本以上の本塁打を放った年の本塁打数は、プロ野球記録となる60本を放った2013年を除き、すべて31本で打ち止めとなっている。来シーズンは60本超えを期待したい。

 2015年シーズンからヤクルトに加入した奥村展征が、由規の復帰戦でプロ入り初出場を果たした。8月には初スタメンも経験。来シーズンはプロ入り初安打に期待したい。

投手陣たちの「初めて」


 都立足立新田高校出身の秋吉亮。今シーズンの開幕前に行われた日本代表対チャイニーズタイペイの試合では、都立高校出身者として初の日本代表に選出され、1回無失点、3奪三振と完ぺきに抑えた。シーズン終了後の侍ジャパンの強化試合にも選出され、2試合に登板し初勝利もマーク。

 また、オールスターゲームにも都立高校出身者として初出場を果たした。シーズン終了後の契約更改では、都立高校出身者初となる1億円プレーヤーとなった。

 その秋吉に強力なライバルが現れた。都立日野高校出身の佐々木千隼(桜美林大→ロッテ1位)だ。来シーズンからは「都立高校出身者初」を秋吉と佐々木で争うことになりそうだ。

 育成契約から支配下登録に復帰した平井諒は、復帰後初勝利を挙げた試合で初のお立ち台に登った。来シーズンはセットアッパーから初のクローザーを目指す。

 小さな大エースこと石川雅規が8月にNPB史上48人目となる通算150勝を達成。これは大卒左腕として初の快挙だった。152勝まで勝ち星を伸ばした石川は、三浦大輔(DeNA)が引退したことにより現役最多勝となった。大卒左腕初の200勝を目指し、来シーズンも神宮のマウンドに立つ。

文=勝田 聡(かつた・さとし)

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