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「日曜日に負けると憂鬱…」は野球ファンの性!? 日曜日に弱いヤクルトをルーキー・星知弥が救う?

日曜日での先発が濃厚な星知弥(ヤクルト)

 現在のプロ野球では、毎週火曜日から日曜日にかけて6連戦が組まれることが多く、月曜日が移動日となっている。

 そのため、野球ファンにとっても月曜日は唯一の休日となる。裏を返せば、本来なら1日で切り替えるべき敗戦の苦味が切り替えられなくなる、ということも意味している。

 そう、日曜日に受けた敗戦の苦味は、火曜日の試合まで2日間引きずらなければいけないのだ。

 これは、多くの野球ファンにとって由々しき問題だ。金曜日、土曜日、日曜日の3連戦を2勝1敗で勝ち越しても、その日曜日に負けてしまうと堪える。それが典型的な野球ファンの性だ。

日曜日に弱いヤクルト……


 筆者の贔屓チームのヤクルトは日曜日にめっぽう弱い。

 先週の日曜日(4月23日)も神宮球場で広島に敗れた。2勝1敗で勝ち越したにもかかわらず、やっぱり気分は憂鬱だ。

 これは、日曜日の夕方に『サザエさん』の放送が終わると、月曜日からの仕事を思い出して憂鬱になる「サザエさん症候群」に似ているのかもしれない。

 さて、今シーズン。ヤクルトの日曜日の先発は新外国人投手のオーレンドルフが任されていた。しかし、4月24日に登録抹消。ローテーションを再編することが決まった。

 真中満監督の早い決断に安心したのと同時に、オーレンドルフとの契約に「2軍降格ができない」という条項がなかったこともわかり安堵した。

 中日、巨人とも争奪戦になっていたオーレンドルフだが、本人が希望する先発起用を叶えるヤクルトと契約した、と報じられていた。それゆえに、実績のあるオーレンドルフなら2軍降格ができない契約になっていてもおかしくないと勘ぐっていたのだ。

 オーレンドルフの離脱により、4月30日の日曜日はドラフト2位ルーキー・星知弥の先発が濃厚。中継ぎとして一定の成績を残していたが、プロでの先発登板は未知の領域だ。どのような投球をするのか注目したい。

 開幕から1勝3敗、勝率.250の「日曜日の命運」はルーキーに託された。

昨年は原樹理が任されていた日曜日


 昨シーズンの日曜日の先発は、開幕からドラフト1位ルーキー・原樹理が任されていた。4月に雨天中止の試合があっても原樹のローテーションはずらさず、「日曜日固定」は6月まで続いていた。

 しかし、開幕から5戦勝ち星がなく、初勝利は5月1日。その後に2連勝をしたものの、5月15日から日曜日に4連敗を喫し、ヤクルトファンの月曜日は憂鬱なものとなっていった。

 今シーズンの原樹は中継ぎで4試合に登板。6回2/3を投げ与四球0、防御率2.70と安定している。この好投が認められ先発のチャンスが回ってきたようだ。この原稿が公開される30日には結果が出ているだろう。

 オーレンドルフが抹消されている投手事情から、好投すれば先発復帰もあり得る。昨年の5月8日以来の勝ち星を期待したい。


 曜日による勝敗の見立てにはオカルト的な匂いが漂うかもしれない。しかし、日本のプロ野球では中6日で先発投手のローテーションを回す形が一般的なので、雨天中止などで登板日がスライドしなければ、特定の先発投手が同じ曜日に投げるケースが多い。

 そのため、エースが投げる曜日は勝ちがつきやすく、5、6番手が投げる曜日やローテーションの谷間の日は必然的に負けが込む。日曜日は3連戦、あるいは6連戦の最後となるため、チームによっては5、6番手の投手が登板することも多く、負ける確率が高くなる。

 と、考えたが、ほかの球団も条件は同じ。もしかすると「ヤクルトが弱いだけ」という目をつぶっていた現実に気づいてしまったのかもしれない。

 決してヤクルトは弱くはないと、日曜日の先発投手が証明してほしい。

(成績は4月27日現在)


文=勝田 聡(かつた さとし)

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