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《野球太郎ストーリーズ》オリックス2015年ドラフト1位、吉田正尚。パワフルな打撃で長打を量産するスラッガー(3)


ドラフト会議が近づいてまいりました。週刊野球太郎ではドラフト会議直前企画として、球界の最前線で活躍する現役選手の野球人生ドキュメントを連載します。今回第1回目は、2017年オープン戦で腰の負傷から復活を遂げ、2年連続二桁本塁打を達成したオリックス・バファローズ吉田正尚の野球人生ドキュメントをお届けします。

同期たちの無念も背に


 今回のドラフトでは、大学日本代表で同じ釜の飯を食べ、尊敬し合い、刺激を受け合った選手の多くがプロ志望届を提出し、運命の瞬間を迎えた。
 
 だが当然ながら、その結果は大きく明暗を分けた。
 
 特に、野球に懸けるその姿勢に感銘を受けていた畔上の指名漏れには「ショックでした。あんなに努力していたのに…。苦しく、悲しい気持ちです」と心を痛めており、「畔上と茂木の存在が大きかったので、2人にはすぐ“ありがとう”と言いました。茂木もあの順位には納得してないと思うので、ドラフトは厳しいなとあらためて思いました」と話し、再び同じ舞台で戦うことを誓い合った。
 だからこそ、最高評価を得てプロの世界に飛び込む吉田の決意は強い。1年目の目標を尋ねると、まずは「プロの世界に慣れたい」と殊勝に話した。

 それは一方で、慣れて手応えや課題をつかみさえすれば勝負できる、という自信の表れのようにも聞こえた。

 周囲の人物やできごとから、様々な刺激を受け、それを自らの野球道に、柔軟に注ぎ込める寛容さもある吉田。
 その道の先にはどんな栄光が待っているのか。プロでのさらなる活躍に期待したい。

再び狙うアベックアーチ


 吉田と同じオリックスの10位指名では、青山学院大の2年先輩で、ともにクリーンアップを組んだ杉本裕太郎外野手(JR西日本)が指名された。
 
 ドラフト前に「正尚は、寮ではよく自分の部屋に遊びにきたり、タメ口で喋ってきたり、とても人懐っこくて可愛いやつでした」と杉本が言えば、吉田も「裕太郎さんは誰にでも優しくて、みんなに好かれていました。また一緒にやりたいですね」と話していた。
 
 吉田は、ドラフト会議後にさっそく杉本と連絡を取り合い、「(同じ外野手として)ライバルにもなるけど、また一緒に頑張れたらいいな」と声をかけてもらったという。
 
 大学時代は3本のアベック本塁打を放っている吉田と杉本。長打力あふれる打撃がウリの2人が、2003年5月22日(対専修大1回戦)以来となる4本目のアベック本塁打をプロの世界でも目指す。


前号「貪欲な姿勢で向上した守備」




(※本稿は2015年9月発売『野球太郎No.017 2015ドラフト総決算&2016大展望号」に掲載された「32選手の野球人生ドキュメント 野球太郎ストーリーズ』から、ライター・高木遊氏が執筆した記事をリライト、転載したものです。)

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