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【いくつ知ってる!? 100回大会記念・甲子園100ネタ!】新怪物・清宮幸太郎に通算13本の清原和博、悲劇の松井秀喜ら、スラッガー伝説

文=落合初春

【100回大会記念・甲子園100ネタ!】新怪物・清宮幸太郎に通算13本の清原和博らスラッガー伝説
 今夏、100回目を迎える夏の甲子園。100回大会を記念して、これまでの甲子園の歴史から100のトピックスを厳選して紹介したい。

 第3回は球場を沸かせた伝説のスラッガーたち!

伝説の一発で甲子園を沸かせたスラッガー列伝


【21】人気と実力を兼ね備えた「ドカベン」
 甲子園スラッガーの第一人者といえば、香川伸行(浪商、現大体大浪商、元南海ほか)だ。絵に描いたような太っちょのキャッチャー体型、愛嬌ある関西弁でのインタビューで一気に人気が爆発。「ドカベン」の愛称を得た。牛島和彦(元中日ほか)とのバッテリーは今も「黄金バッテリー」として伝わる。

 香川は体型だけではなく、実力もすごかった。1979年のセンバツで2本塁打を放つと、1979年夏は史上初の3試合連続ホームラン。甲子園で通算5本塁打をかっ飛ばし、当時の甲子園記録を樹立した。

【22】最高峰を作った男
 甲子園史上に残る伝説のスラッガーといえば、もちろん清原和博(PL学園、元西武ほか)だ。名門・PL学園で1年から4番に座り、甲子園5回出場。通算13本塁打は今でも2位以下に大差をつけている不朽の大記録だ。

【23】1985年夏、もう一人の伝説
 最終学年となったPL学園・KKコンビが話題を集めた1985年夏。この大会で輝きを放ったのが藤井進(宇部商)だ。3回戦で2本塁打を放って波に乗ると、準々決勝、準決勝も1本ずつのアーチを描き、4本塁打。この時点で夏の1大会における本塁打記録の単独トップに立った。

 しかし決勝戦、そこまで3本塁打を放っていた清原和博が2本塁打。最後の5本目をセンターで見送る藤井進の姿は「伝説の1985年夏」の色褪せない1ページだ。この大会で藤井が記録した14打点は当時の大会記録だった。

【24】「九州の4番」から「甲子園の4番」へ
 1990年、甲子園をざわつかせたスラッガーは内之倉隆志(鹿児島実、元ダイエー)。春夏ともにベスト8に勝ち進み、センバツでは1本塁打、夏は3本塁打。夏3回戦の松山商戦で逆転3ランを放った際には、実況のアナウンサーが「九州の4番が甲子園の4番バッターになった!」と叫んだ。

 同年のドラフトではダイエー、広島、近鉄の3球団が競合。ダイエーに進んだが、プロでは残念ながら2本塁打に終わった。

【25】悲劇のスラッガー・ゴジラ松井
 清原和博に次ぐ「超大物」は松井秀喜(星稜、元ヤンキースほか)だ。「北陸の怪童」として名を馳せ、ラッキーゾーンが撤去された1992年のセンバツでは1試合2本塁打を含む3本塁打の大活躍。大会前についた「ゴジラ」の愛称を一気に世に広めた。

 そして迎えた夏、高校球界を代表するスラッガーの活躍が期待されたが、2回戦の明徳義塾戦で「5打席連続敬遠」を受けて敗退。この采配は社会問題に発展し、松井は「悲劇のヒーロー」になった。

【26】7球団競合! 玉砕覚悟の突撃
 今季も阪神で活躍する福留孝介(PL学園)も超高校級スラッガーのひとり。圧巻だったのは3年生になった1995年夏。大阪大会で7本塁打をぶっ放し、甲子園でも初戦から2打席連発。レベルの差を最後の夏にあらためて証明した。

 同年のドラフトでは「中日、巨人以外なら社会人」と表明していたが、なんと7球団が1位指名。結局、入団を拒否された近鉄をはじめ、日本ハム、ロッテ、オリックス、ヤクルトが“突撃”した。7球団競合は野手歴代最多。

【27】エゲツない打球を飛ばしたプルヒッター
 2004年のセンバツで初出場初優勝、夏は初出場で準優勝を果たし、一世を風靡した済美。「ミラクル済美」と呼ばれたこのチームの4番といえば、鵜久森淳志(現ヤクルト)だ。豪快に引っ張った打球は火の出るような速度で、春に2本塁打、夏に3本塁打、計5本がスタンドに到達。世代を代表する超高校級スラッガーだった。

【28】大阪桐蔭が生んだスラッガー
 単独で甲子園スラッガー列伝を作れてしまうチームは大阪桐蔭。1991年夏、初の全国制覇に輝いた際の主砲・萩原誠(元阪神ほか)は、甲子園通算3本塁打。2005年夏に清原以来の1試合3本塁打を放った平田良介(現中日)は通算5本。中田翔(現日本ハム)も甲子園で4本、森友哉(現西武)も5本をかっ飛ばしている。

【29】最も甲子園を沸かせた「スーパー1年生」
 忘れられないのは清宮幸太郎(早稲田実、現日本ハム)。2015年夏、「スーパー1年生」として甲子園に初登場。もともとリトルリーグ時代から「日本のベーブ・ルース」と呼ばれる超逸材。ラグビー界で活躍した父親・清宮克幸氏の知名度もあり、甲子園に乗り込む前から「清宮ブーム」が作られていった。

 その実力は本物か。眉唾のファンも多いなか、いきなり甲子園で2本塁打をかまして、実力を証明。2017年春の2度目の甲子園では一発は出なかったが、高校通算111本塁打の金字塔を打ち立てた。

【30】当たりに当たった夏の英雄
 中村奨成(広陵、現広島)の大爆発も記憶に新しい。2017年夏、1回戦から2本塁打を放って勢いに乗ると、3戦連発で4本塁打。さらに準決勝で2本塁打を放ち、「清原超え」の1大会6本塁打の新記録を樹立。一気にその名を全国に轟かせた。

文=落合初春(おちあい・もとはる)

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