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バレンティン、坂口智隆、近藤一樹…。今、1984年世代がヤクルトを支え、1983年世代は一花咲かせたい!

バレンティン、坂口智隆、近藤一樹…。今、1984年世代がヤクルトを支え、1983年世代は一花咲かせたい!

 交流戦後に雄平、秋吉亮が相次いで離脱。ヤクルトが毎年恒例ともいえる「ケガ人祭り」に今シーズンも見舞われている。

 2軍の試合でも代打・代走をほぼ出せないほどに人員は枯渇。先日の試合では、外野手の比屋根渉が二塁を守るなど大変なことになっている。

 そんななかで、今シーズン、いつも以上に頑張っている「世代」がいる。今回は現在のヤクルトの中心世代、そして困ったときに頼れるベテラン世代を紹介したい。

今のヤクルトの中心は1984年世代


 現在、ヤクルトの中心を担っている世代は、なんといっても1984年世代(1984年4月2日生まれ〜1985年4月1日生まれ)だ。外野のレギュラーのバレンティン、坂口智隆、雄平がこの世代である。また、移籍組の大引啓次と今浪隆博、昨シーズンからチームに加わった外国人投手のルーキも同世代だ。

 坂口は開幕直後にインフルエンザで離脱し、打撃も低調。しかし、登録抹消を経て復帰してからは調子を上げ、打率.280前後をキープ。上位打線を牽引している。

 バレンティンはムラがあるものの、山田哲人の調子が上がらないなか、5月には打率.338と奮闘。しかし、調子が上向いた矢先に交流戦で右足を負傷し登録抹消となった。その後、6月下旬に戻ってきたものの、今度は雄平が右手有鉤骨を骨折し今季絶望……。

 残りのシーズンでは、山田、バレンティン、雄平が揃ってスタメン出場することはなさそうだ。

 大引は持病の腰痛がありながらもリーダーシップを発揮し、遊撃のポジションをキープ。西浦直亨、谷内亮太、廣岡大志らにスタメンを譲る日もあるが、まだまだ若手にはその牙城を崩せそうにない。超えられそうで超えられないのが大引という壁だ。ファン心理からすると早く超えてくれないと困るのだが……。

 今浪は昨シーズン中に発症した甲状腺機能障害もあり多くは望めない。ケガではなく病気だけに今後が心配だ。

 投手陣で唯一の1984年世代であるルーキ。開幕からセットアッパーを任されているが、不安定な投球は相変わらず。しかし、「代わりがいるか?」と聞かれると首を縦に振れない……そんな存在だ。秋吉が離脱した今、新守護神の小川泰弘へつなぐセットアッパーとして踏ん張ってほしい。

1983年世代も負けてない!


 現在のチームの中心を担う1984年世代とともに、ベテランの1983年世代(1983年4月2日生まれ〜1984年4月1日うまれ)も奮闘している。開幕から中継ぎとして存在感を発揮する近藤一樹がこの世代の「今季の一番星」だ。

 一時は調子を落としかけていた近藤だが、6月30日の阪神戦で緊急降板した秋吉に代わりマウンドに登るとわずか1球で原口文仁を三振に打ち取り、プロ16年目で初のセーブを記録。今後もブルペンでのフル回転が期待される。

 中村悠平、西田明央が故障離脱した際にマスクをかぶった井野卓も1983年世代だ。スタメン出場した3試合は2勝1敗と勝ち越し。また、6年ぶりの安打に7年ぶりの打点と、バットでも貢献した。正捕手・中村の復帰まで出番はありそう。このチャンスを生かしてほしい。

 年々出番が減り、昨シーズンはわずか25試合の出場と崖っぷちに立たされていた武内晋一。今シーズンは4月下旬に1軍登録されると好調をキープ。一度、登録抹消されたものの、即復帰。交流戦開けの初戦となったDeNA戦では、2009年以来、7年ぶりのサヨナラ適時打を放つなど、いい働きを見せている。

 あとは、ムードメーカーの三輪正義、代打の切り札だった飯原誉士が活躍すれば1983年世代そろい踏みとなる。

 飯原は出遅れていたが2軍戦で復帰。試合終盤に代打で登場し、登場曲の「AGGRESSIVE」が神宮に鳴り響くことを、ヤクルトファンは待ちわびている。ヒーローはいつだって遅れてやってくる。そうなることに期待したい。

 この苦境を救うべく、1983年世代が1学年下の主力たちに負けじと頑張ってほしいものだ。


文=勝田聡(かつたさとし)

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