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【週刊野球太郎検索ランキング】ヤスアキジャンプに杉内俊哉……。まさかのドラフト指名漏れ投手も

【週刊野球太郎検索ランキング】ヤスアキジャンプに杉内俊哉……。まさかのドラフト指名漏れ投手も

 どんな検索ワードで「週刊野球太郎」の記事に辿り着いた人が多かったのか? そんな疑問から「週刊野球太郎」への検索ワードをチェックしてみた。すると頭に「?」が浮かぶ意外な名前も……。

 そこで先週から4回にわたって「週刊野球太郎検索ランキングから2018年を読む!?」がスタートしている。2017年9月から11月の検索ワードベスト9を紹介しながら、たくさんの人に検索された理由、そこから見える2018年を紐解いてみよう。第2回となる今回は6位から4位!

検索ワード6位:ヤスアキジャンプ


 6位にランクインしたワードはDeNAファンのみならず、12球団ファンにも浸透しつつあるご存知の「ヤスアキジャンプ」。

 昨季のDeNAは、シーズン最終盤に巨人と抜きつ抜かれつのギリギリの戦いを続け、CS進出をかけた3位争いを制した。そして、CSでは雨天、水たまりの浮かぶ甲子園で「泥だらけの1勝」をつかみ、シーズンを圧倒した広島を撃破。日本シリーズでのソフトバンクとの激闘は記憶に新しい。

 ファンにとってはしびれる試合が続くなか、勝ちゲームを締める守護神としてマウンドにあがったのはクローザーの山崎康晃だ(言うまでもないが……)。山崎の名がコールされる度に、山崎を応援すべく飛び跳ねるファンがヤスアキジャンプでスタンドを、いや、お茶の間も揺らしたことだろう。

 その渦中で山崎の名が、ヤスアキジャンプが「検索の窓」に打ち込まれるのは当然……だが、検索をした方々が辿り着いた週刊野球太郎の記事とは? それは『DeNA・山崎康晃登場時の「ヤスアキコール」誕生秘話も公開! 節丸裕一アナが語る実況中継裏話』だ。

 この記事が公開されたのは2016年1月。山崎がルーキーイヤーを終えた年のシーズンオフにあたる。このインタビュー記事には、ニコニコ生放送で多くのDeNA戦を実況する元サラリーマンの実況アナウンサー・節丸裕一さんが登場。山崎とのエピソードを絡め、ヤスアキジャンプが生まれた秘話を話してくれた。

 今季はいよいよ「テッペン」を獲りにいく勝負気配が漂うDeNA。昨季同様にしびれる試合が続きそう。きっと何度もヤスアキジャンプが起こることだろう。DeNAファンの皆様には宿願成就を願いながら、ぜひ節丸裕一アナの秘話をご一読いただきたい。

検索ワード5位:杉内俊哉


 5位は杉内俊哉(巨人)。巨人を戦力外となった村田修一の去就が注目を集めるなか、村田と同級生で同僚の「杉内の今」を多くの方が気にした結果のランクインだろう……が、いや、松坂大輔(ソフトバンク退団)……。

 松坂は3年12億円(推定)の年俸で日本球界に復帰も登板はわずか1試合。怪物復活は叶わず、松坂は今オフにソフトバンクを去ることとなった。「松坂世代」の生き残り、当人の松坂と村田が試練のときを迎えるなか、同世代の野球ファンが同じく松坂世代のひとり杉内の顔を頭に思い浮かべたのだろう。

 ちなみに高校時代。東福岡高のエースで打線の主軸でもあった村田は1998年のセンバツで、同年に春夏連覇を達成する横浜高・松坂と対戦。完璧に抑え込まれたあげく、松坂にタイムリーを打たれている。また、杉内も鹿児島実のエースとして同年夏の甲子園でノーヒットノーランを達成した次の試合で松坂の横浜高に敗れている。

 3人の今季は……。杉内には長引くケガを癒やしてマウンドに立ってほしい。松坂と村田には所属球団が決まってほしい。そして「あの甲子園」の再戦を、そして、チームを優勝に導く底力を発揮してほしい。松坂世代にしびれたファンは皆、再びの勇姿を待っている。


検索ワード4位:草場亮太


 4位には「草場亮太」の名が。アマチュア野球のファン、ドラフトマニアでなければ「誰?」と思う方が多いことだろう。

 草場は昨年のドラフトで有力指名候補と目されていた九州産業大のエース。最速152キロのストレートと切れ味抜群のスライダーで注目を集めていたが、結果は指名漏れ……。ドラフト会議終了後に「あれ?」と思った方が多かったのだろう。
(“プロ待ち社会人”という上位指名でなければ社会人へ進む、と各球団に伝えられていたので、3位以降での指名は見送られた)

 草場は社会人野球の強豪・日本生命に進む。草場の今年は……いや、来年は「今度こそ」指名を勝ち取ってほしい。「涙の指名漏れ」的なニュースはドラフト時期の風物詩となっているが、この悔しさを晴らす活躍を今年、来年に期待したい。

 昨年のドラフトでは、亜細亜大時代にまさかの指名漏れで涙に暮れた藤岡裕大がトヨタ自動車を経て、ロッテ入団となった。藤岡がトヨタ自動車に入社した時、藤岡の本職・遊撃を守っていたのは源田壮亮(西武)だった。出場機会を求めた藤岡は外野手としての起用を首脳陣にアピール。「プロ入り挑戦」のラストチャンスに挑んだ。

 悔しい思いをした分だけ、乗り越えた分だけ、プレーに凄みと味が増すはず。来年のドラフト終了後に笑顔で会見を受ける草場を見たい。


文=山本貴政(やまもと・たかまさ)

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