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ヤクルト・オンドルセクだけじゃない? 両手骨折に、同僚殴打。ベンチ内での“大荒れ”列伝


 6月29日のヤクルト対中日(神宮球場)。ヤクルトの守護神・オンドルセクが大暴れした。

 9回、3点リードの場面で登板したオンドルセク。1死満塁のピンチを作った後、レフト前ヒットを比屋根渉が豪快に後逸し、一挙同点に追いつかれた。

 その後は気を取り直して抑えたかに見えたが、ベンチに戻ったオンドルセクは顔を真っ赤にして激怒。監督やコーチ陣に食って掛かった。

 本人は比屋根のエラーや野手のポジショニングが気に食わなかったようだが、その際、首脳陣に暴言を吐いてしまい、無期限謹慎。即刻2軍落ちの懲罰を受けた。

 本気のプレーのなかで感情が高ぶった結果ともいえるが、実はプロ野球界ではベンチでの大荒れ事件がしばしば起きている。近年のベンチ騒乱をまとめてみた。

ブチ切れたバーネット&バレンティン


 実は2年前にもヤクルト助っ人勢はベンチで騒乱を起こしている。2014年8月19日の巨人戦(神宮球場)、1点リードの9回表、当時の守護神であるバーネットが登板。しかし、2死一塁のシーンで三塁線を抜けていった打球を、左翼・バレンティンがクッションボールの処理にもたつく間に、同点に追いつかれてしまう。

 チェンジになったあと、ベンチでバーネットが拙守のバレンティンに食って掛かり、2人は揉み合いに。田中浩康らに静止され、一旦は収まったが、その裏の攻撃で三振に倒れたバレンティンがベンチでヘルメットを投げたところ、不運にもはね返ったヘルメットがバーネットの方向へ……。

 再びバーネットがブチ切れ、ロッカールームに消えたバレンティンを追いかけようとしたため、チームメート一同大慌て。2人は後日和解したが、「神宮+助っ人+9回+レフトの拙守+同点=ベンチ騒乱」の図式はこの頃からあった……。


自身の乱調に怒り狂って両手骨折


 2004年6月1日、騒乱を起こしたのは当時ダイエーの杉内俊哉。試合序盤からロッテ打線に猛攻を受け、2回7失点で降板した杉内だったが、その直後に悔しさのあまり、ベンチに帽子とグラブを叩きつけ、右手でベンチをポカリ、そして利き手の左手でもポカリと殴った。

 腹立ち紛れのワンツーで済めばよかったのだが、これで杉内は両手小指を骨折。このシーズンを棒に振り、球団から罰金600万円など重い処分を受けた。

ベンチ内で同僚を殴打したロペス


 揉み合いならまだしも、まさかの暴力事件もあった。2002年4月6日、広島対中日(旧広島市民球場)、8回、広島・木村一喜のレフト前ヒットで生還した三塁走者・前田智徳と二塁走者・ロペスが、ベンチに帰った後に、怒鳴りあいに。

 得点したのになぜ? と疑問に思うが、その前のシーンが問題。ロペスがセンター前ヒットを放った際、二塁走者の前田が三塁でストップ。打点がつかなかったことでロペスが激怒していたのだ。ロペスは打点によるボーナスがつく契約だったといわれており、この試合の2回にも同様のシーンがあった。

 そのため、ロペスは前田に食って掛かり、ついには殴りつけたといわれている。もちろんロペスは即刻2軍行き。前田とは和解したが、その年限りで日本を去ることになった……。


文=落合初春(おちあい・もとはる)

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