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今季最後の実戦で寺島成輝、中尾輝が好投! ヤクルト勢のアジアウインターリーグの成績は?

今季最後の実戦で寺島成輝、中尾輝が好投! ヤクルト勢のアジアウインターリーグの成績は?

 若手の登竜門でもあるアジアウインターベースボールリーグ(以下、AWB)。2015年は岩貞祐太(阪神)が最優秀投手賞を受賞した後、2016年シーズンは初の2ケタ勝利をマークするなどブレイク。飛躍のきっかけとなった。

 また、2016年はルーキーとしてのシーズンを終えた吉田正尚(オリックス)が打率、本塁打、打点、安打数の打撃四冠を獲得する大暴れを見せた。

 各国ともに若手主体のメンバー構成となっているため、単純に数字だけで判断はできないが、好成績を残すに越したことはない。そのAWBには、今冬もイースタン・リーグ選抜、ウエスタン・リーグ選抜の選手たちが派遣されている。筆者の贔屓のヤクルトの選手は、AWBでどんな成績を残したのだろうか。

ルーキーの寺島、中尾が好結果


 投手陣からは昨年のドラフト1位・寺島成輝、同4位の中尾輝、今季4年目の岩橋慶侍がイースタン・リーグ選抜メンバー入り。当初は梅野雄吾が選出されていたが、故障により辞退。岩橋が代わって参加することとなった。

 中継ぎとしての起用が多かった寺島は、準決勝の社会人選抜戦で初先発。4回無失点、5奪三振(61球)と安定した投球を見せた。しかし、予選リーグ含め15回1/3で11四球は少し多い。制球に磨きをかけたい。

 中尾は出場全試合とも中継ぎで登板。9回2/3を投げて16奪三振、無四球と好投。来季の中継ぎ左腕枠に名乗りを上げた。村中恭兵、中澤雅人、成瀬善久、久古健太郎らと競うことになるだろう。

 梅野の代役で出場した岩橋は登板した3試合すべてに先発。1勝(2敗)を挙げたものの、白星がついた試合も5回4失点と試合を作りきれず。今季、終盤に先発で好投した勢いをつなげることができなかった。先発か中継ぎか、来季の起用法は不明だが、背水の陣となりそうだ。


■寺島成輝の2017AWB成績
8試合:1勝0敗/1セーブ/投球回15.1/防御率1.17

■中尾輝の2017AWB成績
9試合:0勝0敗/3ホールド/投球回9.2/防御率0.93

■岩橋慶侍の2017AWB成績
3試合:1勝2敗/投球回15/防御率6.60

野手は打撃に課題が……


 一方で野手からは2年連続の選出となった渡邉大樹、遊撃のレギュラーを狙う奥村展征、ルーキーの古賀優大らが参加。3選手ともに打撃で結果を残せなかった。しかし、準決勝の社会人選抜戦で渡邉がタイムリーを放ち、また、プロではホームランを放ったことのない奥村が、予選リーグで一発を放つなど、いい働きも見せた。3選手とも、春季キャンプでは新たにチームに加わった石井琢朗打撃コーチに、課題の打撃を鍛えてもらいたいところだ。

■古賀優大の2017AWB成績
16試合:打率.185(27打数5安打)/0本塁打/2打点/1盗塁

■渡邉大樹の2017AWB成績
18試合:打率.214(42打数9安打)/0本塁打/2打点/1盗塁

■奥村展征の2017AWB成績
19試合:打率.236(55打数13安打)/1本塁打/7打点/0盗塁


 今回、参加した6選手はレギュラー、先発ローテーションなどが確約されている選手ではない。また、それどころか1軍が当確でもない。チーム内の争いを勝ち抜き1軍切符、さらにはレギュラー争いへの挑戦権を獲得しなくてはならない立場だ。今冬の実戦で何かしらつかんだ「きっかけ」を、来季の飛躍へとつなげてほしい。


文=勝田聡(かつた・さとし)

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