DeNAのルーキーたちを改めて確認しよう！

2013/1/7

1位白崎 浩之（埼玉栄高→駒澤大）

内野手／右投右打／22歳／183cm85kg
どんな選手？
今春.395の高打率で首位打者。今秋も長打力と勝負強さを発揮して、プロが以前から待望していた打の成長を叶えた。抜群のスピンで伸びるスナップスローは精度も高く、50m5秒台の脚力も兼備。
育成ポイント
逞しさとしなやかさを兼備した精悍なユニフォーム姿と、ダイナミックなプレースタイルはスター性十分。往年の巨人・中畑清選手のような華のある大型三塁手としての将来も。
当面のライバル→石川雄洋（DeNA）
未来予想図→金子誠（日本ハム）
即戦力度→★★★

2位三嶋 一輝（福岡工高→法政大）

投手／右投両打／22歳／176cm74kg
どんな選手？
ヒジの故障もあり2012春まではリーグ戦9勝だったが、今秋は先発・リリーフで奮投。ドラフトが近づくにつれて調子を上げ、4勝と0点台の防御率をマーク。コンスタントに140キロ台の速球に高速スライダーで押しまくる攻撃的投球を披露。
育成ポイント
気持ちで投げ込むタイプ。毎日投げる仕事の方が適役か。肩、ヒジに負担のかかりやすく、ボールが見やすいフォームには修正の余地あり。
当面のライバル→加賀美希昇（DeNA）
未来予想図→森田幸一（元中日）
即戦力度→★★

3位井納 翔一（木更津総合高→上武大→NTT東日本）

投手／右投右打／26歳／188cm84kg
どんな選手？
強力投手陣の中で4年間練磨を重ね、12夏の都市対抗予選では急なリリーフも145キロ前後の速球で切り抜け、実戦力の成長を見せた。カットボールと緩いカーブを交えて打者に立ち向かう。
育成ポイント
追い込んでからの死球、140キロ後半の逆球を痛打。素材のよさと詰めの甘さが同居している。速球の質の追求と、初球、勝負球の用心深さを。1軍投手陣にも「椅子」は空いている。
当面のライバル→三嶋一輝（DeNA）
未来予想図→江尻慎太郎（ソフトバンク）
即戦力度→★★

4位赤堀 大智（掛川西高→立正大→セガサミー）


外野手／右投右打／25歳／188cm91kg
どんな選手？
これだけの体格で大学、社会人と中堅を守って、左中間、右中間、後方の打球にも強い守備ワークを見せた。走り始めるとスピードが乗ってくる走り。今のDeNAの外野陣にはいないタイプの右打ちの大型外野手だ。
育成ポイント
確かに肩は強く足も速いが「足元のプレー」に勉強の余地は残る。正面の安打のゴロを拾って返球する動作、打の低めで動くボールへの対応。一層の努力を。
当面のライバル→啓二朗（DeNA）
未来予想図→藤井淳志（中日）
即戦力度→★★

5位安部 建輝（近大付高→近畿大→NTT西日本）

投手／右投右打／26歳／180cm81kg
どんな選手？
2012夏の都市対抗で七十七銀行を完璧に抑える投球。速球に圧倒的なスピードはないが、130キロ後半の球速帯でも、投球に強弱をつけながら追い込み、球持ちよく外角低めを速球、フォークで突く。ピンチにもきびしいコースで三振を奪って切り抜ける安定感が光る。
育成ポイント
相手の打者を見えている。そんな瞬間がある。今のDeNAに必要なのはこういう投手ではないか。
当面のライバル→増田達至（西武）
未来予想図→野上亮磨（西武）
即戦力度→★★★

6位宮? 敏郎（厳木高→日本文理大→セガサミー）


内野手／右投右打／24歳／172cm84kg
どんな選手？
今夏都市対抗では逆転満塁弾。とにかく勝負強い。入社即3番に抜擢され、2年間全う。打つと決めた時の決然としたスイング、前日のドアスイングを修正して結果につなげられるセンスも。
　 育成ポイント
タイミングを外されても、なりふり構わずボールに食いついて外野に運び、ヘッドスライディングで長打。かっこよくはないが、こういう「生命力」がチームの窮地を救うのではないか。
当面のライバル→赤堀大智（DeNA）
未来予想図→小谷野栄一（日本ハム）
即戦力度→★★★

育成1位今井 金太（広島国際学院高）

投手／右投右打／18歳／178cm78kg
どんな選手？
1年秋から140キロ台のスピードをマーク。上体の馬力で投げるタイプで、高め傾向の投球でコントロールにも不安があるが、指がかかった時の速球の威力は光る。俊足の持ち主で身体能力も高い。
育成ポイント
時間をかけて股関節からほぐしていかねばならないタイプなのに、時間をあまり与えられない「育成」という立場がつらい。本人がどれだけピッチを上げられるか。その一点に尽きる。
当面のライバル→佐村トラヴィス幹久（DeNA）
未来予想図→上野弘文（広島）
即戦力度→★