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清宮幸太郎も後に続くか!? 1年生で甲子園を沸かせた選手たち

 全国各地で行われている高校野球春季大会。東京都春季大会で一躍その名を轟かせたのが、早稲田実業の1年生・清宮幸太郎だ。入学間もなかったが、すぐに春季大会の追加メンバーに入ると、「3番・一塁手」でスタメン出場。3回戦、4回戦でともに決勝タイムリーを打ち、勝負強さとスター性をアピールした。準々決勝の関東一高戦では、特大の本塁打を放ち、噂に違わぬ活躍を見せた。

 東京北砂リトル時代には世界一を経験。その後、所属した調布シニアでも全国優勝を果たした清宮の「高校デビュー」は大きな話題となった。もし早稲田実業が夏の西東京大会を勝ち抜き、甲子園出場となれば、清宮の注目度もさらにアップしていくだろう。

 今回は清宮と同じ高校1年生ながら、かつて甲子園を沸かせた選手たちを振り返っていこう。

荒木大輔(早稲田実業)


 清宮にとっては、調布シニアから早稲田実業に進学した大先輩にあたり、リトル時代に世界大会優勝を経験、と共通点が多いのが荒木大輔(元ヤクルトほか)だ。1980年4月に入学すると、さっそく夏の大会でベンチ入りを果たす。それは、投手ではなく内野手として。しかしながら、エースの故障により急遽マウンドへ上がった。緊急事態のチーム状態だったが、「投手・荒木」がハマり、あれよあれよと勝ち上がり、東東京大会を制して甲子園出場を決めた。

 荒木は1回戦の北陽高戦、3回戦の札幌商高戦、準々決勝の興南高戦、準決勝の瀬田工高戦と4試合で完封勝利を挙げ、甲子園でも大活躍。決勝では愛甲猛(元ロッテほか)を擁する横浜高と対戦して4−6で敗れて惜しくも準優勝となった。

 そのルックスから大勢の女性ファンから注目される存在となり、「大輔フィーバー」が巻き起こった。ブームに巻き込まれながらも、その後もきっちり結果を残し、2年春夏、3年春夏と5季連続で甲子園に出場した。最高成績は1年夏の準優勝だったが。

 また、有名な話だが、同年に生まれた男児で一番多い名前は「大輔」であり、その中の1人が、後に甲子園、プロ野球で大活躍する松坂大輔(現ソフトバンク)である。

桑田真澄、清原和博(PL学園高)


 ご存じ「KKコンビ」として名を馳せた2人も、高校1年生時から甲子園で躍動した。

 1983年夏、1年生の4番・清原和博(元西武ほか)と、試合ごとに信頼を勝ち取っていった桑田真澄(元巨人ほか)の活躍で、大阪大会を勝ち上がり甲子園に出場。

 前評判はそこまで高くなかったPL学園高だが、甲子園でも「KKコンビ」の活躍で勝ち上がっていく。そして、準決勝で対戦したのは、夏春連覇を達成して甲子園3連覇を目指す池田高。戦前の予想では主将・江上光治や水野雄仁(元巨人)を擁する池田高有利と言われていた。しかし、2回に桑田の2ランなどで先制パンチを浴びせたPL学園高が、その後も得点を重ねて7−0で圧勝。

 決勝の横浜商高戦では、池田高戦で4打数4三振に終わった清原の本塁打で先制すると、桑田が3連投となった試合でも好投を見せる。3−0というスコアで横浜商高を沈め、夏は5年ぶり2度目となる全国制覇を勝ち取った。

 そんなKKコンビは、荒木大輔と同じく5季連続で甲子園に出場しているが、すべてでベスト4以上、決勝に進めなかったのは1度だけ、という偉業を成し遂げている。2年春夏ともに準優勝、3年春はベスト4に終わったものの、3年夏は2年ぶりの全国制覇を果たして、有終の美を飾った。その中で、桑田は歴代2位の甲子園通算20勝、清原は歴代1位の甲子園通算13本塁打の記録を残している。

中田翔(大阪桐蔭高)


 2005年夏、大阪桐蔭高は左腕エース・辻内崇伸(元巨人)、4番・平田良介(現中日)と、投打の超高校級選手を擁して注目を集めていた。そんな中、1年生ながら「5番・一塁手」で出場していたのが中田翔(現日本ハム)だ。

 初戦の春日部共栄高戦。投手も兼ねる中田は、辻内に代わって5回から登板。最速146キロのストレートで観衆の度肝を抜いた。さらに中田は投球だけでなく、打撃でも1年生とは思えない活躍を見せる。7−7の同点で迎えた7回、先頭打者の中田は左翼スタンド中段まで飛ばす、勝ち越し本塁打を放ったのだ。試合は9−7で大阪桐蔭が勝利して、中田は5打数4安打と、投打でその力を見せつけた。

 その後、中田は高校通算87本塁打と当時の本塁打記録を塗り替え、超高校級スラッガーとして、その名を残した。

 ほかにも東海大相模高で3年連続夏の甲子園に出場した原辰徳(元巨人ほか)、1年時から4番に座っていた星稜高・松井秀喜(元巨人ほか)、本稿でも名前が挙がっている愛甲猛も強豪・横浜高において1年生から活躍した。他にも前田健太(PL学園高/現広島)や西川遥輝(智辯和歌山高/現日本ハム)などが高校1年から甲子園で才能を発揮していた選手となる。果たして清宮幸太郎は、この仲間入りができるだろうか?

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