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開幕ダッシュ成功! 日本ハム・近藤健介と広島・丸佳浩は打率4割&出塁率5〜6割。西武は8連勝!

文=勝田聡

開幕ダッシュ成功! 日本ハム・近藤健介と広島・丸佳浩は打率4割&出塁率5〜6割。西武は8連勝!

 日米の野球が開幕し1週間以上が経過した。世間を賑わしているのは、打っては3試合連続本塁打、投げては開幕2連勝を記録し、ベーブ・ルースと比較されている大谷翔平(エンゼルス)だ。海を渡っても異次元の活躍を見せ、開幕ダッシュに成功した。日本のプロ野球ではスタートダッシュを決めた選手、チームはどうだろうか? 振り返ってみよう。

(成績は4月8日現在)

西武がスタートダッシュに成功!


 12球団を見渡すと、まず抜け出したのは西武だった。辻発彦監督が現役時代の1991年以来、27年ぶりとなる開幕8連勝を記録。2位の日本ハムに3.5ゲーム差をつけて単独首位に立っている。

 今シーズンの西武は野上亮磨が巨人にFA移籍したこともあり、菊池雄星をのぞいた先発投手陣に不安があると見られていた。しかし、7連勝まではすべて先発投手に勝ち星がついており、先発投手たちが役割を果たしている。

 1991年の西武はスタートダッシュに成功するも夏場に失速。近鉄に首位を奪われてしまう。しかし、最終的には近鉄に4.5ゲーム差をつけリーグ制覇。日本シリーズでは広島相手に4勝3敗で勝利し、日本一に輝いた。今シーズンはその再現となるのだろうか。

 「当時のことはまったく覚えていない」とはぐらかすようにコメントした辻監督だが、「常勝西武」の戦い方は身体が憶えているはず。これからの戦い方に注目したい。

4割だけじゃない!? もうひとつの大記録を目指す近藤健介


 昨シーズン、椎間板ヘルニアの影響で57試合の出場にとどまったものの、打率.413(167打数69安打)と好成績を残した近藤健介(日本ハム)。その勢いは衰えることなく今シーズンも好スタートを切った。開幕戦から3打数2安打と結果を出すと、2戦目もマルチ安打。その後も安打を積み重ね、9試合連続で安打をマークしている(4月8日時点で毎試合連続安打は継続中)。

 さらに、近藤の凄さは安打の多さだけではない。四球の数が多く、三振数が少ないのだ。まだ序盤とはいえ、今シーズンはすでにリーグ2位の8個の四球を選ぶ一方、三振の数は4つと四球の半分。昨シーズンも同様に60四球に対し27三振と三振数は四球数の半分以下だった。しっかりボールを見極められる選球眼と、空振りしないバットコントロール。安打と四球が増え、三振が減るのは当然で、もちろん必然的に出塁率も高くなり、昨シーズンは出塁率.567、今シーズンは出塁率.585と驚異的な成績を記録している。

 プロ野球の最高出塁率は1986年に落合博満(ロッテ)が記録した.487。この数字を約1割も上回っていることから近藤の出塁率の異次元ぶりがよくわかるだろう。

 打率4割、出塁率5割と夢の数字を目指す近藤は見事なスタートを切った。この調子をどこまで続けられるか。大谷が移籍しても日本ハムから目が離せそうにない。

丸佳浩、昨シーズンのMVPはダテじゃない!


 開幕直後の打率ランキングには4割を超える打者がずらりと並ぶ。しかし、1週間もすれば落ち着き、4割打者は日に日に減少していく。4月8日時点で4割打者はすでに3人。そのなかで、唯一のセ・リーグの選手が昨シーズンのMVP・丸佳浩(広島)だ。

 丸は打率.462(1位)、4本塁打(1位)、8打点(3位)と打撃三部門とも上位につけており、今シーズンも変わらずチームを引っ張っている。また驚異的なのは出塁率の高さだ。現時点で.650と近藤の成績をも上回っている。13四球に対し7三振と近藤同様に四球数の方が倍近く多い。鈴木誠也が離脱したものの、チームが首位タイと好位置につけているのは丸の力が大きい。

 なお、丸は順調にいけば今シーズン中に国内FA権を取得する。現時点ではメジャー志向を含めて移籍に関して明言したことはない。2年連続でMVPクラスの成績を残せば、争奪戦になることは確実。ファンだけでなく各球団関係者も丸の動向に注目している。

 まだ、開幕から3カードが終わった段階でしかないが、西武、近藤、丸がスタートダッシュに成功した。もちろん、最終的にどうなるのかはわからない。しかし、開幕時点での成績がよいに越したことはない。この勢いのまま夏場を過ぎ、秋のフィニッシュを迎えることができるか。答え合わせは半年後だ。

文=勝田聡(かつた・さとし)

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