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【高校野球最前線】やっぱり投げてもすごかった根尾昂(大阪桐蔭)らセンバツで評価を上げた選手たち

【高校野球最前線】やっぱり投げてもすごかった根尾昂(大阪桐蔭)らセンバツで評価を上げた選手たち

 センバツは大阪桐蔭(大阪)の優勝で幕を閉じ、春季地方大会もスタート。球児たちの目はもう夏に向いている。今年の夏の甲子園は100回目の記念大会。我々ファンも球児たちを追って、記念すべき夏の夢舞台を満喫したい。

 「週刊野球太郎」では、3回に渡って夏の甲子園を盛り上げる特集をお届け。第2回は先のセンバツで評価が爆上げした球児をピックアップ。

投手でも超高校級


 センバツで評価をさらに上げたのは、まずは何と言っても根尾昂(大阪桐蔭)だろう。遊撃手を中心に投手、外野手もこなす三刀流選手として名を馳せているが、これまではどちらかというと野手としてプレーする機会の方が多かった。

 しかし、センバツでは智辯和歌山との決勝を含む3試合に登板し、2完投、防御率0.93という完璧な投球を披露。スカウトの評価も「投手分」が上乗せされて、さらに高まっている。

 異次元ともいえる選手層の大阪桐蔭にあって、さらに頭ひとつ抜けている感のある根尾。このまま成長し続けたら、一体どれほどの選手になるのだろうか。

復活のエースが強打の強豪に好投


 その根尾を擁する大阪桐蔭(大阪)を、センバツでもっとも苦しめたのが三重(三重)。その立役者となったエースの定本拓真もまた、ドラフトに向け評価を上げている。

 先発で2試合、リリーフで1試合、マウンドに立った定本。初戦で日大三(東京)を完封すると、星稜(石川)戦では最終回に登板。14対9という乱打戦を、自身はきっちりゼロで締めた。準決勝の大阪桐蔭戦では延長12回を投げ抜き、被安打7、自責点2(失点3)。サヨナラ負けを喫したものの、大阪桐蔭の強力打線を相手に見事な投球を見せた。

 昨秋の不調でセンバツでは背番号「1」を譲ったが、エースの座は守った。その気概も、プロのスカウトをうならせたことだろう。


原石は野手にもゴロゴロ


 評価のしやすさというと、「試合数=見られるプレー」の多さで、勝ち進んだチームの選手の方に分がある。しかし、試合数が少ないなかで光るものを見せたのが、日置航(日大三)と小幡竜平(宮崎・延岡学園)だ。

 日置は昨春のセンバツでは1試合を戦って4打数0安打と精彩を欠いたが、今センバツでは2試合で8打数5安打、1本塁打と本来の力を披露。見事リベンジを果たした。

 初戦で姿を消した小幡は、4打数1安打と安打数は少なかったものの「根尾や小園(海斗、兵庫・報徳学園)と比較される存在になる」と語るプロのスカウトが出現。もともと強肩好守のドラフト候補として注目されていたが、今後はさらに熱視線を集めることになりそうだ。


貴重な舞台で活躍するということ


 スカウトの評価を上げるには大舞台で活躍するのが一番だが、言うは易し、行うは難し。それだけにプレッシャーのかかる場面でしっかりと結果を出した選手には、スカウトが高い評価を下す。

 センバツで評価を上げた選手が、これからどうなっていくのか。さらに評価を上げるのか、それとも下げてしまうのか。注目しながら夏を待ちたい。


文=森田真悟(もりた・しんご)

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