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商魂逞しい、横浜DeNAベイスターズのアイデアチケット列伝〜【ヒゲ割】に行き着くまでの軌跡〜

DeNA、歓喜のヒゲダンスなるか!?

 プロ野球、横浜DeNAベイスターズが6月6日の西武戦(※セ・パ交流戦@横浜スタジアム)に球団OBの屋鋪要氏を、7日にカルロス・ポンセ氏を招くことが決まった。

 1980年代「大洋ホエールズ」時代のレジェンドプレーヤーで、ともに口ヒゲがトレードマークだった両球団OBにちなみ、両日はヒゲを生やしたファンに割安入場券を提供する「ヒゲ割」を実施。屋鋪氏とポンセ氏が審査員を務め、認定された10人に翌日以降に使える2000円の割引券が贈られるという。

 球界の歴史においても屈指の「ヒゲ紳士」である屋敷&ポンセだからこそ成り立つ企画であり、「球界の紳士たれ」とヒゲNGである巨人では絶対にできない芸当。このアイデアに対して、DeNAファン以外からも評判は上々だ。

 振り返ればDeNAは球団オーナーになった2012年以来、さまざまな「アイデアチケット」を実施し、その都度、賛否を巻き起こしている。

 その代表例を振り返ってみよう。


全額返金!?アツいぜ!チケット(2012年)


 試合後のアンケートで「アツくなった度合い」を来場者が判断。勝つか負けるかで半額、負ければ全額まで返金するという試みだった。ところが、12−1で大勝しても返金も求める客が続出。これには中畑清監督も「ひどい負け方をしたならともかく、最高のプレーをして『金返せ!』じゃ選手のモチベーションを下げるだけ」、「屈辱的。もう二度とやらないでいただきたい」と悲鳴を上げた。

ありがとうシート(2012年)


 親会社が同じIT企業のライバル球団・楽天との交流戦で実施。“世紀のIT大決戦!球界参入感謝キャンペーン”と銘打ち、web予約に限り内野指定席が1750円になるなど約8000席を半額で発売した。

球界史上最高価格“100万円チケット”(2013、2014年)


 DeNAが贅の限りを尽くしたおもてなしをする「100万円チケット」を1組限定(最大5名まで)で販売した。横浜駅までリムジンでお出迎えし、試合前には横浜スタジアム裏側ツアー&試合前練習での選手とのふれあい。さらに、ヘリコプターでの遊覧飛行、高級ホテルスイートルーム宿泊、試合後は高級中華を中畑監督と一緒に食べられる権利が付くという夢のチケットだ。好評だったのか、2014年も「100万円チケットリターンズ」と題して実施された。

『日替割』(曜日限定割引チケット/2012、2013年)


 火曜日から土曜日の開催日に「ユニ割(ユニフォームを着用の方)」、「シルバー割(60歳以上の方)」、「女子割(女性および女装した方)」、「メンズ割(男性の方)」、「キッズ割(18歳以下の方)」をそれぞれ実施。内野指定席当日券が一律2000円割引になるというお得&手軽さが好評を博した。

倍返しチケット(2013年)


 TBSドラマ『半沢直樹』の決め台詞で、この年流行語にもなった「倍返し」。主人公が窮地を乗り越える際に発するこの決め台詞にちなみ、「倍返しの精神でクライマックスシリーズに進出してほしい」という願いも込められたチケットだ。対戦相手の2〜5倍未満の得点を奪って勝利すると「倍返し」、5〜10倍未満の得点で勝利すると「5倍返し」、完封または10倍以上の得点で勝利すると「10倍返し」という3つの条件が設けられ、成立した際にはルールに応じた特典をファンに『倍返し!』するという仕組み。もっとも、球団やファンの願いもむなしく、CS進出は叶わなかったのはご存じの通りだ。

お・も・て・な・しチケット(2013年)


 抽選で当たった1組(最大10人)の来場客が、バックネット裏のVIP個室で試合を観戦。球団職員が専用コンシェルジュとなって、来場客の要望を聞いた上でトータル観戦プランを提案するというもの。価格は東京五輪開催年である2020年にかけ、20万2020円だった。


 その内容に関して賛否が沸き上がるものの、DeNAが毎年観客動員数を増やしているのは紛れもない事実。その営業努力で増えたファンの声援を後押しに、「勝利」という結果を残すことが何よりのファンサービスになるはずだ。

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