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広島は「℃℃℃(ドドドォー!!!)」。 セ・リーグ各球団のスローガンに込められた意気込みとは?

広島は「℃℃℃(ドドドォー!!!)」。 セ・リーグ各球団のスローガンに込められた意気込みとは?

 キャンプが始まり、開幕に向けて選手たちのテンションも上がっている。各球団のスローガンも出揃ったので、あらためてその意気込みを確認しておこう。今回はセ・リーグ編だ!

広島


2017年:カ舞吼!-Kabuku-
2018年:℃℃℃(ドドドォー!!!)

 長らく3〜4文字の「日本語+英字」というパターンのスローガンできていた広島。しかし、今年はそれを踏襲せず、「℃℃℃(ドドドォー!!!)」となかなかの変化球を投げ込んできた。2017年も「読み方がわからない」というファンの声が噴出していたが、今年もパッと見は意味不明。努力、泥臭さ、度胸、同心、同郷といった「ど」から始まるチームを象徴するワードに、熱さ(温度)やカープの「C」を絡めたものだという。3つ重ねたのは、リーグ3連覇への思いも込められている。

阪神


2017年:挑む Tigers Change
2018年:執念 Tigers Change 2018

 金本知憲監督が就任した2016年の「超変革」から始まり、2017年は「挑む」に。そして今年は「全身全霊を懸けて不屈の精神で立ち向かう。たとえ、どんなに苦しい局面になろうとも、最後の最後まで絶対に勝負を諦めない」というスピリットの象徴として、「執念」へ。金本監督就任以来の順位も、2016年4位、2017年2位とくれば、次はもう頂点しかない!?


DeNA


2017年:THIS IS MY ERA.
2018年:VICTORY is within US.

 外国人のラミレス監督が率いるチームらしく、英語でキメたスローガンが続くDeNA。2017年の「THIS IS MY ERA.」は「これからは俺の時代だ!」、2018年の「VICTORY is within US.」は「勝利は我らの中にある」という意味。これらはすべてラミレス監督の発案だ。

 なお、DeNAは2017年9月に、追加のスローガンとして「すべてはこの時のために」という意味の「OUR TIME IS N.O.W.」(「N.O.W.」はNo Opportunity Wasted=このチャンスを逃がすな)も発表している。「もう3位では満足できません」と貪欲にコメントしているラミレス監督の思いは届くのか。


巨人


2017年:新化 〜GIANTS PRIDE 2017〜
2018年:奮輝 〜GIANTS PRIDE 2018〜

 阪神・金本監督、DeNA・ラミレス監督と同じく、巨人の高橋由伸監督も3年目。2016年の「一新」から2017年の「新化」、そして今年の「奮輝」といった変遷をたどっている。高橋監督は球団の公式サイトを通じ「気持ちを奮い立たせ、勇気を持って戦い抜いた先に、我が巨人軍が光り輝く栄光が待っています。6年ぶりの日本一奪回に向け、チームが一丸となって奮起します」と力強くコメント。長い巨人の歴史のなかで、同じ監督で2年連続Bクラスは一度もない。今シーズンは正念場となる。


中日


2017年:原点回帰〜ゼロからのスタート〜
2018年:原点回帰 Dragons愛!

 昨季以来の森繁和監督体制では、「原点回帰」を一貫して掲げている。公式サイトで森監督は「ドラゴンズが強い時代だったのが原点、ここに戻りドラゴンズを変えていく、そしてファンとともに球団、選手がドラゴンズ愛を共有し、一体になっていきたい」とコメント。強面のビジュアルながら、かつての教え子だった松坂大輔を受け入れるなど、根底には「愛」がある。あとはチームの成績だけだ。


ヤクルト


2017年:目を覚ませ! SNAP OUT OF IT 2017
2018年:Swallows RISING 再起

 2015年に優勝したものの、2016年は5位。そこで2017年は「目を覚ませ!」カツを入れるも最下位と、さらに沈んでしまったヤクルト。チームを立て直すべく、小川淳司監督、宮本慎也ヘッドコーチがチームに復帰し、「再起」を図る体制は整った。昨年、故障で戦力になれなかった選手たちが戻ってくれば、「RISING」があっても驚かない。


文=藤山剣(ふじやま・けん)

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