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「不振の大阪桐蔭 vs.逆襲の履正社」。両校OBプロ野球選手の「4番打者対決」


 大阪の高校野球の勢力図は、大阪桐蔭と履正社の二強がトップグループを形成している。この2校は近年、ライバル関係にある。今回は、この夏の大阪大会でも俄然注目されている2校の「OBプロ野球選手の4番打者成績」を比較してみた。

大阪桐蔭OBの不振


 ※成績は7月20日現在、カッコ内はリーグ順位。

中村剛也(西武)
70試合 打率.251(26)/12本塁打(10)/33打点(19)

 昨年の本塁打、打点の二冠王も今年は苦しんでいる。不振のため登録抹消されたこともあった。12本塁打は物足りない成績だ。

中田翔(日本ハム)
83試合 打率.247(29)/14本塁打(6)/65打点(3)

 日本ハムが破竹の15連勝中に、中田は打撃不振に陥っていた。連勝中にノーアーチで、連勝が止った試合でホームランを打つという皮肉な結果に。しかし打点3位はさすがといったところ。

 他の大阪桐蔭のOBは岩田稔が登録抹消、西岡剛が左アキレス腱断裂で今季絶望の大ケガをするなど、全体的にいい成績を残せていない。

躍進の履正社OB


 履正社のOBといえば、まず名前が挙がるのは昨季、トリプルスリーを達成した山田哲人(ヤクルト)だ。今季も絶好調で、昨季以上の成績を残している。

山田哲人(ヤクルト)
91試合 打率.346(1)/29本塁打(1)/73打点(1)/22盗塁(1)

 現状はトリプルスリーどころではなく、トリプルクラウン(三冠王)プラス盗塁王というとんでもない成績を残している。これ以上、なにを望むのか。

T-岡田(オリックス)
64試合 打率.290(10)/15本塁打(5)/41打点(13)

 T-岡田はスタートこそつまずいたものの、完璧なホームランが出るようになった。7月18日のソフトバンク戦での満塁ホームランは印象的だった。


履正社の逆襲?


 このように、今回のOB対決は、履正社が大阪桐蔭を上回っている印象だ。

 本稿締め切り間際に「大阪桐蔭敗れる」の報が入った……。OB対決の印象どおり、今年は「履正社の年」になるのだろうか。


文=矢上豊(やがみ・ゆたか)
大阪在住の山本昌世代。初めてのプロ野球観戦は、今はなき大阪球場での南海対阪急戦と、生粋の関西パ・リーグ党。以来、阪急、オリックス一筋の熱狂的ファン。プロ野球のみならず、関西の大学、社会人などのアマチュア野球も年間を通じて観戦中。

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