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《来季の成績を妄想!?》チームに差す一筋の光。“平成生まれの新世代”が支える明日の西武


 早いもので平成も28年にもなった。平成生まれの選手が普通に活躍しているという事実をあらためて考えると、昭和生まれの筆者は何となく不思議な気持ちになる。

 とはいえ我らが埼玉西武ライオンズにも新世代の波は確実に押し寄せてきており、彼らの個人成績に目をやると「来季以降どんな結果を残すのか」と胸が踊る。

 そこで今回は、9月12日までの成績を元に西武の“平成生まれ注目選手”の来季の成績を妄想してみようと思う。

 今季も若干とはいえ試合が残っているので、現実逃避している感は否めないが……。

リミッターが解除されたスピードスター


 1人目は平成2(1990)年生まれの金子侑司。

 入団して4年目の金子は、今季、打撃が好調。入団時から評判だった俊足を発揮するシーンが増え、目下、オリックスの糸井嘉男と盗塁王争いをしている。

 ここまで121試合で47盗塁を積み上げているので、残り試合も同じペースで盗塁すると考えると、今季は最終的に51か52個になりそうだ。

 糸井をまくって今季の盗塁王……というのは難しそうだが、50盗塁の選手が現れること自体パ・リーグでは4年ぶりなので、達成したら、盗塁王は逃しても大いに胸を張っていい。

 そして気になる来季の妄想盗塁数だが、今季のこれまでと同じペース(2.57試合で1盗塁)で走ると計算すると……「55個」!

 大幅には増えなかったが、西武が生んだ歴代屈指の盗塁王・松井稼頭央(現・楽天)のシーズン最多盗塁が62個、片岡治大(現・巨人)が59個だったことを考えるとなかなかの数字ではないだろうか。

 来季はぜひともこの数字を目標に、バンバン盗塁を決めてもらいたい。

アーチストを超えたホームランモンスター


 続いては平成3(1991)年生まれの山川穂高。

 176センチ100キロという体型から、中村剛也にちなんで入団時に「おかわり君2世」の愛称を与えられた山川が、3年目でついに覚醒した。

 39試合で12本塁打。今季放った25安打の約半数がホームランという暴れっぷりを見せ、日本ハムのレアードや同僚のメヒアをゆうにしのぐ長打率.644を記録している。

 これは妄想のしがいがある。

ということで、今季のこれまでと同じペース(3.25試合で1本)で来季のスタートからホームランを打ち続けると仮定し、計算してみると……、最終的には「44本」!

 “本家おかわり君”の中村が初めてホームラン王を獲得した時は46本塁打だったで、2本足りない。しかし中村は、その前年が7本塁打。そう考えると、山川の大化けにも期待したくなる。


活躍を想像するからこそ応援にも熱が


 選手はデータではなく生身の人間。対戦相手もあってのことなので、“今季がよくて来季もいい”ということは、起こり得ないかもしれない。

 しかし、こうして成績の妄想予測するのも時には楽しいもの。それに妄想して期待するからこそ、球場やテレビの前で選手を応援したくなるのだとも思う。

 ちなみに中村の“7本→46本塁打”法則をそっくりそのまま山川にあてはめると、来季は75本以上打つ計算になるわけだが、果たして……。


文=森田真悟(もりた・しんご)

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