◎第二回／ミゲール・カブレラ（タイガース）
イラストレーター・横山英史と申します。このこのコーナーでは、ベースボールを題材にしてそれをイラストで表現していきます。
MLBのレギュラーシーズンが終わり、ミゲール・カブレラ選手（タイガース）が三冠王になりました。1967年のカール・ヤストレムスキー（元レッドソックス）以来なんと45年ぶり、そして、ラテン系の選手としては、初めての快挙です。
カブレラ選手はベネズエラ出身、28歳の内野手。若干20歳でメジャーデビュー、翌年レギュラーに定着してからというもの毎年コンスタントに高い水準の成績を残していました。これまで、2008年に本塁打王、10年に打点王、11年に首位打者のタイトルをそれぞれ一度ずつ獲っているので、三冠王の可能性は十分あったと言ってもいいでしょう。
イラストは、カブレラ選手が冠をつけている姿を描きました。サイ・ヤング賞やゴールドグラブ賞にはリーフやトロフィーがあるのですが、トリプルクラウン達成者にはとくにありません。もしかしたら、それを記念した冠があっても良いのでは？ と思いイラストにしてみました。
カブレラ選手の在籍するタイガースはアメリカンリーグ中地区で優勝しました。その中にいながらの三冠王ですから価値が高いと思います。これから始まるプレーオフでも、この歴史的な快挙を成し遂げた強打者からは目が離せません。普段メジャーリーグをあまり見ない方もぜひ注目してください。
それでは、また次回をお楽しみに。
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絵と文＝横山英史(よこやま・ひでし) ／野球を題材にしたイラストを得意とするイラストレーター。スポーツ雑誌のイラストやオリックス・バファローズの選手紹介イラスト(2003〜2005年)や、メジャーリーグ カンザスシティ・ロイヤルズのクラブハウスに飾られているチーム歴代プレイヤーを描た作品なども制作。1980年生まれ。
このコーナーでは、イラストのリクエストや感想も募集しております。よろしかったら下記のアドレスまで。
w_yakyutaro@knuckleball-stadium.com
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