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なかなかスタメンが固定できない……。 パ・リーグ球団の「穴」ポジションはどこだ?


 熱戦が続くプロ野球。好調なチームはスタメンが固定され、負けが込んだチームはスタメンが決まらない傾向が顕著である。

 そこで開幕から約1か月を経たこの時期まで、各球団ともレギュラーポジションを固定できているかどうか調べてみた。スタメンが決まらないポジションは、そのチームにとっては弱点でもあり、いわゆる「穴」ポジションといえるだろう。

 前回のセ・リーグ編に続いて、今回はパ・リーグ6球団のレギュラーが確定していないポジションを紹介しよう。

※成績は4月14日時点。カッコ内は負傷などで2軍落ちした選手。

ソフトバンク

≪キャッチャー≫
高谷裕亮 先発8
斐紹   先発6
鶴岡慎也 先発1

≪指名打者≫
カニザレス 先発6
長谷川勇也 先発5
内川聖一  先発3
吉村裕基  先発1

 内川、長谷川、中村晃の3人を中心にレフト、ライト、ファーストを埋めているソフトバンクだが、強いて言えば指名打者が空席。李大浩の移籍でやはり、1枚足りない状況だ。明石健志の負傷離脱も痛い。


◎日本ハム ≪キャッチャー≫
大野奨太 先発8
市川友也 先発8

≪ライト≫
谷口雄也 先発7
近藤健介 先発7
石川慎吾 先発1
(杉谷拳士 先発1)

 日本ハムは特殊で大谷がDHで出場しない日のライトが空席。該当の試合では近藤がDHに回り、ライトには谷口が起用されているが、若手にとってはここが狙い目になるだろう。


ロッテ

≪ファースト≫
井上晴哉 先発14
井口資仁 先発2
細谷圭  先発1

 日替わりオーダーの印象が強いロッテだが、今年はかなりポジションを固定できている。競争になりそうなのはファースト。井上の打率.229に対し、大ベテラン・井口も代打で結果を出し、9打数5安打で打率.556。2人の壮絶なバトルになりそうだ。

西武

≪ショート≫
外崎修汰 先発8
鬼崎裕司 先発4
金子侑司 先発2
渡辺直人 先発1

 レフト、ライト、DHが入れ替わりながら戦っている西武だが、一番の日替わりポジションはショート。飛躍が期待される外崎はまだ打撃がイマイチ。今年も宙に浮いたポジションになりそうだ。


オリックス

≪キャッチャー≫
山崎勝己 先発9
伊藤光  先発5
若月健矢 先発1

≪ショート≫
縞田拓弥 先発5
中島宏之 先発4
大城滉二 先発3
安達了一 先発3

 いろいろと野手陣の再編の必要があるオリックスだが、目の前の空きポジションはあまりない。ただ、ショートは安達が難病から復帰したものの、体調的にもサブメンバーは必須か。守備が厳しい中島を除けば、縞田がどこまでやれるかに注目。

 打撃不振のモレル、ボグセビッグ、中島が起用されているファースト、サード、センター、DHも今後の不安定要素だ。


楽天

≪センター≫
聖澤諒   先発6
福田将儀  先発4
松井稼頭央 先発4
(オコエ瑠偉 先発1)
(岡島豪郎 先発1)

≪ライト≫
島内宏明  先発1
ウィーラー 先発1
(岡島豪郎 先発14)

≪レフト≫
ウィーラー 先発14
枡田慎太郎 先発1
中川大志  先発1

 負傷の藤田一也のセカンドには後藤光尊が収まったが、ここにきて、岡島豪郎が負傷。シーズン当初からの穴であるセンターに加えて外野に2ポジション空きができている。

 また今江敏明も死球で短期離脱。ここにレフトのウィーラーが回れば、外野全ポジションがレギュラーなしに。上位に食らい付きたい時期に大きな痛手だ。

文=落合初春(おちあい・もとはる)

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