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日本国内プロ野球クイズ・1〜3月

 稲尾和久(元西鉄)の連勝記録を塗り替える田中将大(楽天)の24連勝。王貞治(元巨人)らの記録を塗り替えたバレンティン(ヤクルト)のシーズン60本塁打など…。 2013年のプロ野球は、例年以上に、「過去の記録・選手」にスポットライトが当たる年だった。

 歴代の球界偉人伝を語る上で欠かせないのが「野球殿堂」だ。1月11日、野球体育博物館が平成25年度野球殿堂表彰者を発表。競技者表彰者では外木場義郎と(  )という、広島東洋カープに所属した元投手2名が選出された。

Q.外木場義郎とともに今年野球殿堂入りを果たした、広島の元エースは誰?
1.北別府学
2.大野豊
3.川口和久
4.佐々岡真司



A.大野豊

 大野豊は、通算148勝100敗138セーブ。「精密機械」北別府学、「巨人キラー」川口和久らとともに、1980年代の広島投手王国を支えた一人で、1986年のリーグ優勝にも貢献した。なお、北別府は2012年に殿堂入りしている。川口、佐々岡はまだ殿堂入りしていない。

 大野らとともに1986年の広島リーグ優勝を支えた一人で、その年限りで引退した「ミスター・赤ヘル」こと山本浩二は、今春のWBCで3代目の日本代表監督を務めた。WBC日本代表は2月15日に始動。代表候補選手33人が招集され、2月20日に大会メンバー28人が発表された。落選したのは、浅尾拓也、山井大介、大島洋平(ともに中日)、聖澤諒(楽天)とあともう一人、右の強打者が選から漏れた。


Q.そのもう一人とは誰か?
1.村田修一(巨人)
2.今江敏晃(ロッテ)
3.新井貴浩(阪神)
4.浅村栄斗(西武)



A.村田修一

 しかし村田は、WBCから漏れたことで発奮。WBC大会中にテレビで見たキューバ選手の打撃を参考にし、8月にはセ・リーグ新記録となる46安打のつるべ打ち。結果、ゴールデングラブ賞とベストナインに選ばれた。

 さて、WBCでも大会ベストナインともいえる「表彰選手」がある。今年のWBCで大活躍を見せ、大会表彰選手となった日本代表選手は、投手の前田健太(広島)の他に、野手でももう一人が選出された。

Q.日本代表から大会表彰選手に選出された、もう一人の選手とは誰?
1.内川聖一
2.井端弘和
3.長野久義
4.坂本勇人



A.井端弘和

 井端は今大会、主に指名打者として出場。東京ラウンドのブラジル戦とチャイニーズ・タイペイ戦の終盤で値千金の同点打を放ち、日本の窮地を何度も救う大活躍を見せた。打率.556 出塁率.652 長打率.611というマンガのような成績で、東京ラウンドのMVPを獲得、大会表彰選手の指名打者部門にも選出された。

 あの時、まさかシーズン後に井端が中日を戦力外のように退団になるなんて誰が予想できただろうか。プロ野球界を生き抜く難しさを表す、顕著な例と言えるだろう。


文=オグマナオト/1977年生まれ、福島県出身。広告会社勤務の後、フリーライターに転身。「エキレビ!」では野球関連本やスポーツ漫画の書評などスポーツネタを中心に執筆中。また「幻冬舎WEBマガジン」で実況アナウンサーへのインタビュー企画を連載するなど、各種媒体にもインタビュー記事を寄稿している。ツイッター/@oguman1977

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