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【ドラフト特集】《中日ドラゴンズ》補強ポイントとドラフト指名予想

【この記事の読みどころ】
・投手中心の指名で世代交代を進めたい
・即戦力社会人投手から伸びしろが大きい高校生投手まで東海地区に有望投手多し!
・捕手よりも中堅手や高橋周平のライバルを獲得していきたい


☆捕手よりも即戦力投手

 毎年のように言われているポスト・谷繁。今年も捕手の指名を、となるかもしれないが、杉山翔大や桂依央利に松井雅人、2軍では加藤匠馬や赤田龍一郎が経験を積んでいる。捕手の育成には時間が必要で、捕手の数が多ければそれだけ一人の選手が実戦に出られる機会も減る。ある程度絞って競争させる必要もあるだろう。社会人ナンバーワン捕手の木下拓哉(トヨタ自動車)あたりの即戦力級を獲得できればいいが、それよりも即戦力投手をまずは指名したい。

 大阪商業大・岡田明丈は、この春から評価が急上昇した右腕。150キロ台のストレートをコーナーに投げ分ける制球力に、変化球を織り交ぜて打ち取る。今季はリリーフ陣に苦労したが、岡田は救世主になれる。

☆トヨタ自動車・上杉は今が旬

 社会人に目を移すと、ジェイプロジェクト・角屋龍太は、ヤマハの補強選手として今年の都市対抗のマウンドを経験。145キロ前後のストレートは、ホームベースの手前でグイッと伸びてくる。

 トヨタ自動車・上杉芳貴は、27歳という年齢がネックになりそうだが、今が旬。スライダー、フォークといった変化球もいい。急を要する中日にピッタリだ。


 野手では、チャンスは多くありながらなかなかものにできない高橋周平への刺激として、慶應義塾大・谷田成吾を薦めたい。圧倒的な長打力が光る左打ちのスラッガー候補。外野手だが、打撃で高橋と十分勝負できる。


 中堅手の大島洋平とルーキー友永翔太が精彩を欠いた上に、藤井淳志がFAで移籍する可能性もある。信越硬式野球クラブ・山田謙人は三拍子揃った外野手。打球への反応がよく、守備範囲も広い。

☆若松につづく素材型高校生投手

 ルーキーの遠藤一星が後半戦に遊撃で出場していたがケガで離脱。二塁は亀澤恭平が結果を残したが、全体的に二遊間の底上げがまだ必要だ。下位でまだ残っていたら、専大松戸高・渡邉大樹は、攻守にセンスが映える選手。三菱重工名古屋・鈴木昂平の脚力を生かした守備力は社会人トップクラス。送球も正確だ。

 投手陣の数少ない明るい話題は、3年目で飛躍した若松駿太。素材型の高校生投手をじっくり育てた。若松と似た素材型の高校生として日大三島高・小澤怜史がいる。しなやかでスピード感あふれるフォームから投げる速球は内外角の低めに伸びる。いまひとつ伸びてこない西川健太郎や鈴木翔太といった若手投手の発奮材料にもなる。

☆補強ポイント&オススメ選手

剛球型を獲得し投手王国再構築へ
岡田 明丈
(投手/大阪商業大/右左)


周平のライバルとなる同級生打者
谷田 成吾
(外野手/慶應義塾大/右左)

ナゴヤドームに対応できる中堅手
山田 謙人
(外野手/信越硬式野球クラブ/右左)

スケールが大きい高校生の二遊間
渡邉 大樹
(内野手/専大松戸高/右右)

育ち始めた素材型高校生右腕の系譜
小澤 怜史
(投手/日大三島高/右左))

カッコ内は左から、ポジション/経歴/投打

※この文面は『野球太郎No.016 2015ドラフト直前大特集号』より、抜粋しております。詳しくご覧になりたい方は、是非とも本誌をお買い求めください。

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