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ペナントレース開幕!東京ヤクルトスワローズ戦力分析〜野球太郎推奨のスタメンはこれだ!

的確な補強を敢行し投手陣と守りを整備。打力はリーグ屈指

チームバランス

 2年連続最下位に終わった昨季。真中満新監督の就任後、浮上を目指す積極補強が敢行された。

 まず、チーム防御率12球団ワーストの投手陣再建に向け、ロッテからFAの成瀬善久と、抑え候補の新外国人右腕オンドルセクを獲得。さらに野手陣には、流動的だった遊撃を確立する存在として、日本ハムからFAの大引啓次も新加入。足と小技を使える巧打者だけに、攻守両面で戦力向上につながるはず。いずれも、適材適所の補強策と言っていいだろう。

 一方、チームが低迷したなかでも収穫はあり、攻撃陣で4年目の山田哲人が打率3割29本塁打と大ブレイク。雄平も3割20本を超え、主力の一員になったのは大きい。川端慎吾、畠山和洋の打撃が安定してきただけに、両外国人が復調すれば打線はかなり強力。

 投手陣では昨季1年目の秋吉亮が救援で活躍。ドラフト1位右腕の杉浦稔大もシーズン終盤に先発デビューし、2年目のローテ入りが視野に入っている。また、今年は由規が1軍キャンプで始動。完全復活が期待されている。


投手力と守備力

 先発陣は小川泰弘を軸に、新加入の成瀬、ベテランの石川雅規までは計算できる。三番手以降は昨季5勝の八木亮祐、実質1年目となる杉浦稔大、そして昨季14試合に先発した石山泰稚が候補。順調であれば由規も入ってくる。

 救援陣は新加入のオンドルセク次第。メジャーでの実績も十分にある剛腕で、抑えにハマってくれると大きい。中継ぎは左不足ではあるが、駒はそろっている。

 捕手は相川亮二(現巨人)が抜け、必然的に中村悠平がメイン。二番手は新加入の井野卓となる。

 内野の要の二遊間は、大引の加入で安定する。外野はバレンティンが守るレフトだけが穴だ。


攻撃力

 昨季はチーム打率がリーグ1位だった打線。5人の3割打者がいて、全員が2ケタ本塁打を記録したとおり破壊力もあった。今季もそのメンバーに変わりはない。

 ただし問題はバレンティンの体調で、左アキレス腱手術の影響で出遅れる可能性もある。もう一人の助っ人のミレッジも、右肩手術明けで不安がある。もしもの場合に備える必要はありそうだ。

 当然、バレンティンの復帰後は4番が固まり、3番・川端、5番・雄平で質の高い中軸を組める。1、2番は山田、上田のコンビが理想的で、長打力のある山田がトップバッターになると打線に勢いをつけやすい。下位では一発のある畠山を6番、巧打者の大引は7番に置くのがベストだろう。

◎野球太郎推奨打線はこれだ!

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