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バティスタ(広島)の後はメヒアが2軍で爆発中。次世代の大砲「2軍の4番」は誰? セ・リーグ編

バティスタ(広島)の後はメヒアが2軍で爆発中。次世代の大砲「2軍の4番」は誰? セ・リーグ編

 悲喜交々の交流戦。各球団で戦力の再編が一気に加速する時期でもあった。

 2軍で好成績を収めていた選手は“上げ時”だ。特に輝いたのはバティスタ(広島)。2軍で打率.363、14本塁打、38打点の無敵状態になると支配下登録を勝ち取り、1軍昇格。2打席連続代打本塁打で衝撃のデビューを果たすと4戦4発と打ちまくった。

 秘めた戦力が続々と1軍に上がるなか、現在の「2軍の4番」はどうなっているのだろうか?

 まずはセ・リーグの「2軍の4番」から紹介しよう。

広島2軍の4番


メヒア
53試合/打率.355(197打数70安打)/6本塁打/33打点/0盗塁

 バティスタに代わる4番は同じくドミニカカープアカデミー出身のメヒア。こちらも負けず劣らずの好成績を収めている。バティスタを追ってジャパニーズドリーム第二章の幕が開ける日も近いだろう。


阪神2軍の4番


陽川尚将
54試合/打率.263(194打数51安打)/8本塁打/35打点/1盗塁

 阪神は次世代の大砲候補の陽川尚将をじっくりと4番に据えて育成中。ウエスタン・リーグ3位の8本塁打を記録している。最近は大山悠輔や今成亮太との関係で外野での出場が多い。また、1軍の三塁には鳥谷敬がおり、なかなか動かせない事情もある。外野起用の増加は早期の1軍出場が期待されている証だろう。

DeNA2軍の4番


シリアコ
31試合/打率.288(80打数23安打)/1本塁打/11打点/0盗塁

 白根尚貴、G.後藤武敏、エリアン、佐野恵太らが代わる代わる4番に起用されているが、2軍打率.200の白根尚貴が1軍に昇格し、ここ数試合はシリアコで落ち着いている。2軍ではそこそこ打つのだが、1軍では25打数で打率.080とさっぱり。オープン戦では打率.375をマークしていただけにそろそろエンジン再始動といきたい。


中日2軍の4番


高橋周平
46試合/打率.252(163打数41安打)/1本塁打/13打点/1盗塁

 期待のホープ・高橋周平は伸び悩み。5月には1軍に昇格したが18打数2安打の打率.111で2軍に逆戻り。2軍レベルはそろそろ卒業したいが……。


巨人2軍の4番


ギャレット
17試合/打率.326(46打数15安打)/2本塁打/10打点/1盗塁

 左手人さし指先端部骨折から復帰したギャレットが4番を務める。21日で36歳を迎えるが、まだまだ老け込む様子はない。問題は外国人枠だけだ。


ヤクルト2軍の4番


大村孟
47試合/打率.307(140打数43安打)/4本塁打/16打点/1盗塁

 4番を打っていたグリーン、廣岡大志が1軍に昇格し、次いで6月15日に武内晋一もお呼びがかかったため、予想の範囲だが、ルーキーの大村孟が「2
軍の4番」の最有力候補だ。

 BCリーグ・石川ミリオンスターズから昨年の育成ドラフト1位で入団。強打の捕手という触れ込み通りの活躍を見せている。一塁、三塁も守っているところを見るとユーティリティー性も高そうだ。1軍の正捕手・中村悠平のケガにより、捕手で競り合っていた井野卓が1軍に昇格。打撃はもちろん、捕手としてのアピールチャンスも巡ってきた。

(成績はすべて6月16日現在)


文=落合初春(おちあい・もとはる)

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