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《プロ野球コスパランキング》野手編・年俸から1安打あたりのお値段を割り出してみた!!【ベスト10】


1安打のお値段/コスパランキング【ベスト10】


1位 原口文仁(神) 60,000円 80安打 推定年俸480万円
2位 北條史也(神) 91,250円 80安打 推定年俸730万円
3位 細谷圭(ロ) 116,250円 80安打 推定年俸930万円
4位 倉本寿彦(デ) 119,403円 134安打 推定年俸1600万円
5位 高山俊(神) 132,743円 113安打 推定年俸1500万円
6位 鈴木誠也(広) 134,921円 126安打 推定年俸1700万円
7位 戸柱恭孝(デ) 135,714円 70安打 推定年俸950万円
8位 茂木栄五郎(楽) 137,931円 87安打 推定年俸1200万円
9位 桑原将志(デ) 139,785円 93安打 推定年俸1300万円
10位 西野真弘(オ) 153,846円 117安打 推定年俸1800万円

(成績は8月28日現在、1安打の値段は小数点以下四捨五入、神=阪神、ロ=ロッテ、デ=DeNA、広=広島、楽=楽天、オ=オリックス)

安打でも阪神の原口がコスパトップ!


 ヒット1本をいくらで打ったか(年俸を安打数で割って算出)。バッターのコスパを表わすのに、この上なくシンプルでわかりやすいこのランキング。

 ベストコスパ1位は阪神の原口文仁。「ドラフト6位→育成契約」という綱渡りの選手生活から、今季、突如としてスポットライトを浴びる場所に踊り出た。8月28日時点でヒット1本あたり6万円だが、残り試合でケガさえなければまだまだコスパは良化する。

 なお、原口はこれで本塁打部門と合わせてベストコスパ二冠達成。となると、当然「打点は?」という話になるわけだが、それはまた来週ということで。

新人候補の本命が高コスパ達成


 5位には高山俊、8位には茂木栄五郎と、セ・パの新人王候補筆頭の名前も見える。

 開幕からスタメン起用されている高山は、8月28日時点で113安打。その後も着実に数字を伸ばしており、坪井智哉の新人安打球団記録(135安打)の更新が視野に入っている。4割近い得点圏打率をマークするなど、勝負強さも魅力だ。

 茂木も、開幕からショートのレギュラーに定着。6月26日のソフトバンク戦で、守備の際にランナーと交錯し、右手を負傷。8月4日の1軍復帰まで1カ月以上休養を余儀なくされたが、復帰後は元気にショートを守っており、8月28日まで87安打を記録している。

 両選手とも1年目ということで年俸は安め。それが高コスパにつながった。


来季のコスパは低下する?


 高山、茂木ともに、これだけの成績を残し、なおかつ新人王獲得となれば、今オフの契約更改はバラ色。また、他のランクイン選手も、もともとのベースがそう高くないだけに、来季の年俸アップはまず間違いない。

 ただ、仮に年俸倍増となれば、安打数も倍増させなければ今季と同程度のコスパはキープできない。来年のこのランキングの顔ぶれはガラッと変わってくることだろう。


文=藤山剣(ふじやま・けん)

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