疑い!!バッセン道中の巻/第26打席
今回で第26弾!
漫画家・平沢健司さんは、現在『月刊チャンピオン』で連載中。野球部出身で、今でもバッティングセンター(通称“バッセン”)に通っている実践派。平沢さんの観察眼が光る奇妙なバッセンの世界をどうぞ!
学生が背負っていれば、なんら問題のないこのバットケース。しかし、私のような疲れ顔の大人が背負うことによって、どうやら周囲に要らぬ警戒心を与えてしまうらしい。
「だからただのバットですって・・」
「いーから見せなさい!!」
「ハ、ハイ・・・」
まるでバットケースの中にライフルでも入っているかのような勢いで私に詰め寄るこの警官に、国家権力の強大さと己の不審さを改めて実感した夜であった。
画・文=(ひらさわ・けんじ)/ギャグ漫画家。「バッティングが好き」という理由だけで、小・中・高と野球を続けてきた。バッセンのお世話になった回数は数知れず。好きな打法は、天秤打法。好きな返しは、センター返し。『月刊チャンピオン』にて
「アンダーライフ」連載中!
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