福岡ソフトバンクホークス
1 右 福田秀平
2 二 本多雄一
3 中 柳田悠岐
4 指 内川聖一
5 一 明石健志
6 三 松田宣浩
7 左 中村晃
8 遊 今宮健太
9 捕 斐紹
先発 攝津正
本多、柳田、内川、松田、中村、今宮の「コア6」は健在。ここへ、昨年精彩を欠いた長谷川も復活し規定打席に到達している。開幕時、福田が守ったライトには交流戦MVPの城所龍磨。退団した李大浩の穴は、しっかり埋められている。
千葉ロッテマリーンズ
1 中 岡田幸文
2 三 高濱卓也
3 右 清田育宏
4 指 デスパイネ
5 左 角中勝也
6 一 井上晴哉
7 遊 鈴木大地
8 捕 吉田裕太
9 二 中村奨吾
先発 涌井秀章
開幕時から4番を張るデスパイネが13本塁打、角中がリーグ1位の打率.345と額面通りの活躍。主将の鈴木もリーグ4位の打率.310と健闘している。銃弾事件で開幕時には不在のナバーロが加わったことで打線に厚みが増し、チーム得点はリーグ最多。
北海道日本ハムファイターズ
1 中 陽岱鋼
2 左 西川遥輝
3 二 田中賢介
4 一 中田翔
5 指 近藤健介
6 三 レアード
7 右 谷口雄也
8 捕 大野奨太
9 遊 中島卓也
先発 大谷翔平
他球団と比べて主力にケガ人・不振者が少ない。6月26日の試合では、先発・大谷を含む開幕スタメンの10人中、実に8人がスタメンを張った。4番・中田の調子が上がらないものの、今季は打率も残すレアードやリアル二刀流の大谷など、周囲の選手の活躍で補っている。
埼玉西武ライオンズ
1 中 秋山翔吾
2 左 栗山巧
3 指 メヒア
4 三 中村剛也
5 二 浅村栄斗
6 右 坂田遼
7 一 山川穂高
8 捕 炭谷銀仁朗
9 遊 外崎修汰
先発 菊池雄星
主力に不安要素が多い。中村は左ヒジ関節痛で登録抹消中。リーグ最多23本塁打のメヒアも月を重ねるごとに成績が下降している。浅村は6月26日の試合で左足首を痛めて途中交代。開幕投手を任された菊池は6勝を挙げていたが、23日に右脇腹痛で戦列を離れた…。
東北楽天ゴールデンイーグルス
1 右 岡島豪郎
2 一 銀次
3 中 松井稼頭央
4 左 ウィーラー
5 三 今江敏晃
6 遊 茂木栄五郎
7 指 ゴームズ
8 二 藤田一也
9 捕 嶋基宏
先発 則本昂大
スランプの選手やケガ人が多い。ゴームズは早々に帰国。松井稼、今江のPL学園コンビは不振で2軍暮らし。左手骨折の嶋は球宴明けの復帰を目指しリハビリ中だ。さらに6月26日、攻守にいい働きを見せていた新人の茂木が右手負傷、登録抹消になった…。
オリックス・バファローズ
1 指 吉田正尚
2 一 小谷野栄一
3 右 糸井嘉男
4 三 モレル
5 中 ボグセビック
6 遊 中島宏之
7 左 T-岡田
8 捕 伊藤光
9 二 西野真弘
先発 金子千尋
ベテラン、主力、助っ人が誤算続き。そんなチーム事情を象徴するように、現在も主力なのは、糸井、T-岡田、西野のわずか3人。エース・金子の調子も上がらず、防御率4.28、3勝5敗、右肩痛で2軍調整中だ。
開幕スタメンは1年間このメンバーを中心に戦うという、いわばそのチームの所信表明。やはり計画どおりに進捗したチームが前半戦の上位を占め、青写真が狂ったチームは下位で苦しむという結果になった。しかし、ペナントレースはまだ半分残っている。残り70数試合でどのような結末を描けるのか、興味津々だ。
文=柴川友次(しばかわ・ゆうじ)
信州在住。郷里の英雄・真田幸村の赤備えがクリムゾンレッドに見える、楽天応援の野球ブロガー。各種記録や指標等で楽天の魅力や特徴、現在地を定点観測するブログを2009年から運営の傍ら、有料メルマガやネットメディアにも寄稿。