2年連続最下位に沈んだ阪神の中心選手・掛布雅之が、この日引退を発表した。左ヒザの持病や腰痛に悩まされ、思うような打撃ができなくなった掛布はこのとき33歳。「まだまだやれる」と、周囲の声もあったが、惜しまれつつユニフォームを脱いだ。この年はチームメイトの山本和行や、大洋の山下大輔らも引退。パ・リーグでは山田久志、福本豊(ともに阪急)のほか、東尾修(西武)ら、往年の名選手が次々と引退した年でもあった。