47試合:3勝4敗/2セーブ/26ホールド/防御率3.89
ここにきて復活を遂げたのはNPB最年長・岩瀬仁紀。2015年は登板なし、2016年は15試合に登板も不調に終わっていたが、今季はセットアッパーとしてフル稼働。プロ野球記録の950登板を達成している。さすがに全盛期の頃の成績とはいかないが、リーグトップクラスのフル稼働。紛れもなき中年の星だ。
55試合:打率.252(107打数27打数)/1本塁打/13打点
今季限りでの引退を表明している井口資仁。しかし、今季も9試合で4番に座るなど、チーム内での力量はまだ上位。スタメン出場時は打率.291とロッテ野手陣のなかではかなり良好。中軸がひとり抜ける形になる。ロッテは頭を下げて引退撤回をお願いしては?
37試合:打率.233(60打数14安打)/1本塁打/9打点
開幕から1軍に残り続けるが、さすがに出場機会は減ってきた。しかし、松井稼頭央の経験値は優勝争いに向けて頼りになる。来季も現役続行の意向。
40試合:打率.209(86打数18安打)/0本塁打/11打点
2000安打まであと50安打の福浦和也。今季中にどこまで稼げるか。
22試合:打率.161(31打数5安打)/0本塁打/3打点
5月20日から1軍に帯同する相川亮二。代打からリリーフ捕手の流れもあるが、今季も主にブルペンをあたためる存在。そろそろコーチ兼任もありそうだ。
75試合:打率.299(184打数55安打)/8本塁打/39打点
なんだかんだで一番元気なおじさんは新井さんだろう。さすが昨季のMVP。
91試合:打率.262(313打数82安打)/11本塁打/47打点
稼働率では福留孝介が光る。ロジャースがくるまでは若手を退けて4番を張り、満身創痍でも出場を続けた。若虎にとっては高き壁になっている。
文=落合初春(おちあい・もとはる)